SUMCOはシリコンウエハ結晶の米沢工場が停止長期化の可能性、九州3工場で順次代替生産開始へ【震災関連速報】

SUMCOはシリコンウエハ結晶の米沢工場が停止長期化の可能性、九州3工場で順次代替生産開始へ【震災関連速報】

半導体や太陽電池の基板材料となるシリコンウエハ大手であるSUMCOは28日、東日本大震災直後から操業を停止している米沢工場(山形県米沢市八幡原)の稼働再開に一定の時間を要する可能性があることから、九州地区の工場で一部製品の代替生産を始めると発表した。

米沢工場は工場内の調査・点検の結果、建物や設備の一部が損傷しており、すでに修理・修復作業に着手している。設備に損傷がない生産品目については、稼働に向けた準備作業にも入っている。早期に稼働を再開したい意向だ。

だが、現地は規模の大きな余震がいまだ続き、予断を許さない状況にある。インフラの復旧も完全ではないもよう。米沢工場は微細な工程を必要とするシリコンウエハの結晶を生産しており、設備やインフラが復旧したとしても、本格的な生産再開には慎重な判断が求められる。

SUMCOは、同様の製品を製造している伊万里工場(佐賀県伊万里市)や佐賀工場(佐賀県杵島郡江北町)など、九州3工場での代替生産に踏み切る。ただ、具体的な生産品目や稼働時期についてはまだ詳細が固まっていない。使用していない設備の点検や準備運転、顧客企業との調整に少し時間を要すると見られる。一連の準備が整い次第、順次代替生産を始める。

(武政 秀明 =東洋経済オンライン)

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