藤ヶ谷太輔"焦りの20代"を抜けた今、思うこと 予想外の仕事が新しい自分の扉を開いてくれた

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(写真:Woman type編集部)

「忙しい人=売れている人」「忙しい人=仕事ができる人」という時代はもう終わり。仕事においても大事なのはサスティナビリティーだ。

労働寿命がどんどん延びている今だからこそ、心と体を健康に保ちながら、長く働き続ける環境をつくることが求められている。

「パツパツになってると、結果的に誰も幸せにならないんですよね。

家に帰ってその日の自分を振り返ったときに、何だか最近、あんまり人に優しくできてないなって感じるときってありませんか? 

僕自身、すごく忙しい時に、僕ってもうちょっと温かい人だったんだけどなとか、もっと人を好きだったんだけどなって反省することがあって。

そういう自分は嫌だなって思ったんです。

仕事って一人でやるものじゃない。たくさんの人の力があって成り立つものだからこそ、人に優しくできる自分でいたいなって思います」

この日も分刻みのハードスケジュールにもかかわらず、藤ヶ谷さんは疲れた様子などまるで見せず、常に笑顔だった。

そんな人柄がまた新しい仕事を呼び込んでいくのだろう。

和を重んじ、人を敬う。それこそが、令和のプロフェッショナル像だ。

<プロフィール>
藤ヶ谷太輔(ふじがや・たいすけ)さん
1987年6月25日生まれ。神奈川県出身。98年、11歳でジャニーズ事務所に入所。Kis-My-Ft2として11年、1stシングル『Everybody Go』でCDデビューを果たす。20年より『A-Studio+』のMCを務める。俳優としての近年の出演作に『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』『ミラー・ツインズ』『やめるときも、すこやかなるときも』『華麗なる一族』など。23年1月より主演ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』が放送予定

(取材・文/横川良明)

作品情報

(写真:Woman type編集部)
出演:藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、毎熊克哉、野村周平、香里奈、原田美枝子、豊川悦司
脚本・監督:三浦大輔
原作:シアターコクーン『そして僕は途方に暮れる』(作・演出:三浦大輔)
音楽:内橋和久 
エンディング曲:大澤誉志幸『そして僕は途方に暮れる』
製作:映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会 
制作プロダクション:アミューズ 映像企画製作部 デジタル・フロンティア
企画製作・配給:ハピネットファントム・スタジオ 
(C)2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会
公式サイト ■Twitter ■Instagram

 

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『Woman type』編集部

「Woman type」は、キャリアデザインセンターが運営する情報サイト。「キャリア」と「食」をテーマに、働く女性の“これから”をもっと楽しくするための毎日のちょっとしたチャレンジをプロデュースしている。

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