音楽プレーヤーが169万円、買う価値はある? 微細音まで浮き上がらせる仕組みとは

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

1テラバイトモデルで169万円というプライスのデスクトップハイレゾプレーヤー「AK500N」。スペックだけではわからないのがオーディオ機器だ。そこでAK500Nを取り扱う代理店の協力を得て、筆者宅でその音質を確かめさせてもらった。

使用したアンプはフライングモールのCA-S10(18万9000円)、スピーカーはアンソニーギャロのREFERENCE III(58万8000円)。最新世代の製品ではないし、価格的にもAK500Nに比類するものではないがお許しいただきたい。

再生までの「ひと手間」とは

当記事はIGNITE(運営:ターゲッティング)の提供記事です。

オーディオは、長らくスピーカーが音の傾向の大半を決めると言われてきた。確かに音の出口となるスピーカーの品質は重要。しかし、音楽の源流となる音源、上流のプレーヤーの品質をないがしろにしていいわけではない。

AK500Nの音はそれだけ鮮烈な印象を受けた。特にCDの再生品質に驚いた。44.1kHz/16bitの音源にこれだけ多くの音数が入っていただなんて……と素直に驚いた。

CDを挿入するとAK500Nはいったん楽曲のリッピングを行い、PCMデータとして内蔵SSDに保存する(楽曲名などはオンライン上のCompact Disc DataBaseで参照し、自動的にインポートする)。その上で、 PCMデータとして再生を行なう。

次ページ違いが出るのは、音の位置関係
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事