「地方消滅」は、やはり岩手県で売れていた あの本は47都道府県のどこで売れたのか
昨年の後半から、地方について論じる本が売れています。このブームの火付け役になったのが中公新書の『地方消滅』。発売以降順調に売れ続けていますが、今年に入ってからまた売り上げが加速し、関連書の発売も続いています。
『地方消滅』、地方の人は読んでる?
以前『ヤンキー経済学』(幻冬舎)を分析した際、『ヤンキー経済学』はマイルドヤンキーには読まれていない、という結果が出てきました(想像通りではありましたが)。以降、気になっていたことがあります。
「じゃあ、『地方消滅』は地方の人が読んでいるんだろうか?」
今回は、関連書の発売が相次いでいる『地方消滅』をテーマに分析をしていきます。(※HONZのレビューはこちら)
日販のPOSデータ分析システム「オープンネットワークWIN」のデータをもとに、書店1店あたりの平均販売冊数を県別に算出してみました。もちろん、店舗規模の大きな店が含まれているなどさまざまな事情はありますが、平均冊数を地図にしたのが次の分布図です。
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