女子就活生、「一般職なら簡単」という勘違い 人気企業の内定者は高偏差値校のみ

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Q2:就活のとき、スーツはパンツかスカートかどちらのほうがよいのでしょうか?また、スカートの場合、ストッキングは着用したほうがよいのか、黒タイツではいけないのでしょうか。(関西・国公立大)

就活の服装に厳密なルールはありません。何を着ても自由ですが、服装で個性を主張するのは間違いです。就活の面接は女優のオーディションではありません。外見ではなく話す内容で自己主張するべきです。無難な服装を心掛けましょう。

質問に対する回答ですが、パンツでもスカートでもどちらでもかまいません。さまざまな企業の採用担当者と話したことがありますが、「パンツがいい」または「スカートがいい」などと言うのを聞いたことがありません。

服装で恰好をつけても意味がない

一部の就活マニュアル本に「パンツのほうが活発に見える」「スカートのほうが落ち着いて見える」などと書いてあることがあります。しかし、性格が活発なのか、落ち着いているのかは面接をすればすぐにわかることです。服装で格好をつけても意味がありません。

ストッキングは着用するべきです。ビジネスシーンで革靴を履くのに素足というのはおかしな服装です。オフィス街でスーツを着て、革靴を履いているのに、ストッキングを着用していない女性はいないと思います。

色は肌色系が無難です。就活に服装の規則などありませんから、あなたが黒タイツを着用するのは自由です。しかし、就活生で黒タイツを見ることはほとんどありません。黒を着用すれば目立ちます。服装で目立っても得るものはありません。

服装についてよくわからないときは、百貨店や量販店のリクルートコーナーで店員に相談するのもいいでしょう。最近はこうした店舗がリクルート用品に力を入れているので、店員の知識も豊富です。

田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員

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たみや ひろゆき / Hiroyuki Tamiya

明治大学講師(学部間共通総合講座)、拓殖大学客員教授(商学部・政経学部)。東京都出身。明治大学経営学部卒業後、日経ラジオ社、米国ウィスコンシン州ワパン高校教員を経て1993年東洋経済新報社に入社。企業情報部や金融証券部、名古屋支社で記者として活動した後、『週刊東洋経済』編集部デスクに。2007年、株式雑誌『オール投資』編集長就任。2009年就職・採用・人事情報を配信する「東洋経済HRオンライン」を立ち上げ編集長となる。取材してきた業界は自動車、生保、損保、証券、食品、住宅、百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、外食、化学など。2014年「就職四季報プラスワン」編集長を兼務。2016年から現職

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