ソーシャルリーディングで広がる読書体験

今、読んでいる本の特定の文章に、ほかの読者がどういう感想を持ったかを知りたい。この文章の意味がわからないから著者に直接聞いてみたい--。こうしたことが可能になる「ソーシャルリーディング」への注目が高まっている。

ソーシャルリーディングとは、主にインターネットを使った「読書体験の共有」のこと。小難しく響くが、要は本の感想を誰かと語り合うことだ。昔からの本の楽しみの一つではあったが、インターネットによって、遠く離れた顔も知らない大勢との「共有」が可能になった。

「2ちゃんねる」などの掲示板上での本についての語らいや、ブログやアマゾンの書評も、広い意味でのソーシャルリーディングといえる。

専用サービスも生まれている。国内で33万人の利用者を持つ「ブクログ」(paperboy&co.が運営)では、自分の書籍リストを作って感想を書き込んだり、ほかの読者と感想を共有することができる。

ソーシャルリーディングによって何が生まれるのかは、まだ定かではない。それでも、アマゾンの書評の内容や「星」の数は、すでに本の購買行動に影響を与えている。極めて個人的な行為である「読書」のやり方が変わる可能性がある。

電子書籍時代の読書はリアルタイムで共有

2010年に次々と登場した電子書籍によって、ソーシャルリーディングは新しい段階に入った。読書をしながら、リアルタイムでほかの読者とつながるようになるからだ。

「読書はこれから双方向のメディアになるだろう」と予言するのはスピニングワークスの白形洋一社長。

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