東芝、「新中計」「後任CEOの選任」へ続く手探り 年内に議長を選任、次期社長決定は年明けか

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小

混乱が続く東芝が新たな経営陣の選任を急いでいる。年内に臨時株主総会を開き、年明けにも次期社長を選ぶ見通しだが、アクティビストとの対立の火だねは残り、予断を許さない。

東芝の株主総会をめぐり、経済産業省や菅義偉首相(当時は官房長官)の関与も問題視されている。写真は2021年6月の株主総会(編集部撮影)

特集「東芝漂流」の他の記事を読む

6月25日の株主総会で永山治取締役会議長らの再任案が否決され、綱川智社長が暫定的に取締役会議長を務めるなど、緊急事態が続いている東芝。対立を続けた株主との関係再構築と新たな経営陣選任を急ぐが、混乱の収束になお時間がかかりそうだ。

6月の株主総会では、2人の社外取締役候補の再任が否決され、承認されたうちの1人も株主総会直後に辞任した。綱川社長自身、車谷暢昭・前社長の辞任に伴い、急きょ再登板した「中継ぎ」的な存在だ。

年内に臨時株主総会開催へ

次ページしばらく続く
関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内