「ユニクロよりも“おしゃれ”」と早くも評判、ジーユーの超大型店が大阪・心斎橋に登場《NEWS@もっと!関西》

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 ジーユーはユニクロの姉妹ブランド。990円のジーンズや50円のソックスなど、“ケタ違い”の低価格が武器だ。商品の半分以上が1000円以下。また、ユニクロよりもデザイン性の高い商品が多いことも特徴だ。ただ、ユニクロに比べて全国的な知名度が低いため、「(心斎橋店の開業を機に)まずは関西で認知度を高めて、今後はテレビコマーシャルなどを通じて、全国に発信していきたい」(柚木社長)としている。

ジーユーの121店舗目となる心斎橋店は、初の多層階店舗(地上3階~地下1階)でもある。広い売り場を活かし、ウィンドウディスプレイなどでアイテムコーディネートを提案する。マネキンは通常店舗の10倍の約40体を設置。アイテム数が多いことも特徴で、通常店は約500アイテムだが、心斎橋店では600アイテムを取り扱う計画だという。陳列棚も大幅に拡大し、ブラジャーなどの下着や「ムートンブーツ」など、通常店では大量陳列ができない商品をズラリと揃える。人気の「ネルチェックシャツ」は50種類を展開する。

いまや心斎橋筋商店街は、全国でも指折りのファッション激戦区だ。ジーユー心斎橋店から約350メートル先には、10月1日にオープンしたばかりの「ユニクロ心斎橋店」が新店を構える。「ZARA」や「H&M」などの海外ファストファッションの店舗も集結している。これらの人気ブランドを目当てに、国内だけでなく中国などアジアからも観光客が押し寄せる。そのため、ジーユーは心斎橋店を海外出店の際のモデル店舗としても重視しているようだ(現在は国内のみの展開)。中国語や韓国語を話すことができるスタッフも常駐させる。

ジーユーは、今後年間40~50店舗を出店し、2013年度200店舗体制を目指す、という計画を掲げている。500坪程度の大型店も積極的に出店する方針だといい、その先駆けとして、心斎橋店の今後の動向が注目されるところだ。

(梅咲 恵司 =東洋経済オンライン)

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