日本は山紫水明でとても清潔な国

平和で美しい原風景を、教養の源泉に

 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。 
ミラノ中央駅の構内(写真:アフロ)

私はセーヌ川やテムズ川を知るまでは、川の水はみな透明色だと思っていました。世界的に有名なこれらの川の水の色が、黄土色であることを知ったときは少なからず失望し落ち着かず、日本の河川の美しさがとても大きな恵みであることを知りました。

しかも日本ではそのせっかくの自然や景観を、ゴミで台なしにすることはありません。私は、子供たちの関係で海外の人をよく接待することがありますが、彼らは日本の第一印象に、先進国から来られた人も「とても清潔な国である」という点を挙げます。メイン通りが清潔なのはわかるが裏通りのどこを歩いてもきれいだというのです。

確かに、私は先日、ミラノ駅を利用しましたが、ムッソリーニが国威をかけて、世界一美しい駅に仕上げようとしてできた駅は、美術館にできそうな彫刻が派手に施された天井の高い美しい鉄道駅でしたが、日本の多くの駅舎を知る私からみれば、せっかくの駅も清潔に保持されているわけではありません。

日本より立派な駅舎やお城、そのほかの観光地はもちろんたくさんありますが、その周辺を含めて行き届いた手入れや清掃となると、まだ世界中を歩いたわけではありませんが、やはり日本は群を抜いていると思います。日本は山紫水明の清潔な国だと昔からいわれていますが、私はその言葉の意味を、毎日実感する旅を続けています(ただしドイツは別で、サービス業のシステムも清潔度も抜群でした)。

ロンドンの物価は高いが、インフラに遅れ

この夏はロンドンを拠点に生活していますが、日本一物価が高い東京と同じ金額で、ロンドンで同じ質の生活をすることはできません。とても物価が高いです。しかも東京都心のマンションの2割増しの家賃(同じ広さで)でも、シャワーの湯やトイレの水圧に問題がある場合が多く、同じ金額での東京では考えられない問題を抱えての生活です。

観光地を回ってもときどきこのような問題がありますし、昨年はパリ近郊で3カ月過ごしましたが、やはり同じようなことがありましたので、先進国といえども、水回りの不便さと家賃は、必ずしも釣り合っていないことを知りました。

しかも故障の苦情や修理依頼への返事や仕上がりがとてものろいです。日本のサービス業や職人さんたちの迅速で誠実な対応に慣れている者にとっては、何かにつけてストレスを抱えることになります。

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