美人ヴァイオリニストの「質素な恋愛観」 新アルバム、恋愛・・・川井郁子さんにズバズバ質問!
――「The Melody〜100年の音楽〜」は、クラシックや映画音楽、日本の歌など、親しみやすい、魅力的なメロディが集められています。アルバムを通じて伝えたかったことは?
CDだけでなく、コンサートも含めて、「3世代で楽しめる音楽を届けたい」というのが、一つの大きな目的なんです。昔はTVやラジオの音楽番組が、家族のだんらんのツールになっていましたよね。番組が始まったらお茶の間に集まって、みんなで音楽を聴く。とても素敵なことだったと思うんです。
今はそれぞれ音楽を聴くツールが違っていて、聴く音楽も別々になっています。そんな今だからこそ、三世代の誰もが「音楽っていいな」と思えるような機会を作りたい。そんな気持ちから曲を選びました。
聴けば誰もが「あ、これ知ってるよ」というような、有名な曲を集めています。また、幅広いジャンルから選んでいます。情熱、軽快さ、優しさ……いろいろな顔を持つ、ヴァイオリンの魅力を感じていただけたらと思っています。
スタジオではなくホールで録音
――ジャンルが違う場合、ヴァイオリンの弾き方も変えるのでしょうか。
そうですね。とくに「奏法を変えなければ」とは意識しないのですが、曲に入り込むことで、自然に変わります。
――そのほか聴きどころはありますか?
今回はいつもと違って、専用の録音スタジオではなく、ホールで演奏したものを録音しています。スタジオ録音だと、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラというように、1つ1つの楽器の演奏を別々に録音し、それを後でいっしょにしますが、今回は全員がいっしょに弾いて、それをそのまま録音しました。楽器の音が美しく響いていますので、そのあたりも楽しんでいただければと思います。
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