ツイッター第2四半期の利用者数が予想上回る、株価急騰 第2四半期の売上高は124%増、予想上回る
[サンフランシスコ 29日 ロイター] - 米短文投稿サイト、ツイッター<TWTR.N>が発表した第2・四半期決算は、ユーザー数の伸びが市場予想を上回った。利用者が頭打ちになっているのではないかとの懸念がいったん後退し、株価は急騰した。
月間アクティブユーザー数は24%増の2億7100万人。競合のフェイスブック<FB.O>の13億人には及ばないが、市場の伸び率予想の約21%を上回った。
時間外取引で株価は35%急騰。ただ、投資家の信頼を回復できるかどうかは、今後数四半期の動向を見極める必要があるとの見方が優勢だ。
スターン・アジーのアナリスト、アルビンダ・バティア氏は「米国でさえ好調で、とりあえずは米事業の伸びをそれほど懸念せずに済むことになる」としながら、「次の四半期の状況、ユーザー数が伸び続けるかどうかを見極める必要がある」と述べた。
ユーザー関与をみる上で参考になるタイムラインビューも15%増と、市場予想である約8%の2倍近い伸びとなった。
ディック・コストロ最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの説明で、サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の開催で既存ユーザーの利用時間は増えたものの、新規ユーザー数の増加には貢献しなかったと説明した。
売上高は124%増の3億1200万ドルで、市場予想の2億8310万ドルを超えた。非GAAPベースの純損益は1460万ドル(1株当たり0.02ドル)の黒字。前年同期は1640万ドル(同0.12ドル)の赤字だった。
今第3・四半期の売上高見通しについては、3億3000万─4000万ドルを見込む。トムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト予想は約3億2370万ドル。
ツイッター幹部は、ログインせずにウェブサイトを訪れるケースを例に挙げ、数字で表されているユーザー数よりももっと多くの人々がツイッターのサービスに触れていると強調した。
一部の投資家は、公表されるユーザー数は利用の実態を完全に反映はしていないとも指摘している。
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