中国版ゴールデンウイーク、「五一商戦」に見る中国消費市場の最前線

山谷剛史  ライター

 5月の始めは日本では大型連休シーズンだが、中国でも大型連休「労働節(メーデー)」となっている。上海万博開幕の5月1日から3連休となった今年の労働節。中国の省都クラスの100万都市はどんな店が繁盛していたのかを見るべく、雲南省の省都・昆明市の繁華街を訪ねた。昆明は中国西南部に位置する典型的な地方大都市の一つだ。

労働節は、1月から2月にかけての春節(旧正月)や、10月の中秋節と国慶節(建国記念日)に比べれば、人々は消費しないといわれる。それでも昆明のヘソに位置する歩行者天国の人通りは、普段の土日よりもずっと多い。
 
 土日プラス1日の短い連休だが、それでも普段以上に活気があるあたり、この連休イベントを楽しみにしていた人が多いのだろう。例えるなら休日やアフター5の新宿や渋谷ほどに混雑する。

歩行者天国の大きな通りと通りが交わる十字路の角、という絶好のロケーションに位置するショッピングセンターにたくさんの人が次々と入っていく。ジュース1杯だけでも、チャーハンなどの大衆料理の数倍はするであろうショッピングセンター内のカフェのいすも、利用率は100%、3時、4時になってもレストランのテーブルは、ほぼフル稼働していた。


 
 また繁華街に位置する大手家電量販店の蘇寧電器や国美電器の「旗艦店」も、休日の池袋のヤマダ電機日本総本店やヨドバシAkiba並みに人でごった返す。外資系スーパーのカルフールやウォルマートも普段以上に多くの人々が買い物を楽しみ、レジ前に普段以上に長い行列ができていた。
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