ワークライフバランス推進で、創造力を高め、より高いサービス提供へ--植原恵子・大和証券グループ本社執行役/ダイバーシティ経営大賞ワークライフバランス部門賞受賞記念スピーチ

ワークライフバランス推進で、創造力を高め、より高いサービス提供へ--植原恵子・大和証券グループ本社執行役/ダイバーシティ経営大賞ワークライフバランス部門賞受賞記念スピーチ

このたびは「ワークライフバランス部門賞」の受賞、そしてこのような式典にお招きいただきまして、本当に光栄に思います。ありがとうございます。

当社グループでは主に3つのことでワークライフバランスを推進してまいりました。まず1つ目が、これはすでに有名になりましたが19時前退社の励行、2つ目が年休の取得推進、そして3つ目が仕事と家庭の両立支援です。

リーマンショックで、特に金融機関では環境が大きく変化し、業界の再編が進み、業態もいろいろと変化するなど競争が非常に激しくなってきています。

そうした中で、私どもは一人ひとりの従業員が仕事に対して生きがいを持ってやっていくこと、高次元のワークライフバランスを追求していくことにより初めて会社自体の生産性も上がる、また今は「証券」という紙もなくなりお客様に提供できるものが形になっていないからこそ、従業員の気持ちや充実感などがお客様や株主へのサービスにつながると考えています。

その中で、従業員の生きがい、仕事のやりがいが最も大切ではないかということで、トップダウンでこれまで活動を続けてきました。

これだけ厳しい時代の中で、19時前退社、あるいは年休を取得しながら仕事をしていく、さらに生産性を上げていくことは、本当に可能なのか。当社自身も最初は疑っていました。

しかし、実施してみると仕事は思いのほか短い時間の中に凝縮できる、逆に言うと生産性も上がり、ムダな時間や作業が省略される。そして家に帰って豊かな時間を過ごすことが仕事にいい影響を及ぼす、すなわち創造力を高めてより高いサービスを提供できるという形に変わってきています。

こうした取り組みが会社の持続性のある成長につながる、また大げさになりますが、日本の持続的な成長につながるのではないかという思いで一生懸命推進してまいりました。

今回、「ワークライフバランス部門賞」をいただいたことで、まだまだ改善の余地は非常にあるとは思っていますが、賞の名に恥じないように社員一同、より一層切磋琢磨して、さらに工夫をしていきたいと思っています。

今、一部では「ワークライフブレンド」という言葉も使われているようです。

これまでは「ワークライフバランス」といえば、「女性の」という部分に注目が集まりがちだったと思います。しかし、私どももそうですが、男性の働き方も一緒にブレンドして変えていくことにより、会社全体の生産性を上げ持続的な成長につなげていく、というように考えている企業もあるようです。

また「ワークライフブレンド」は、仕事と生活をうまくブレンドすることにより、いろいろなアイデアがよい影響を及ぼし合い、それが生活の質や仕事の質を高めていくことにつながる、という考えで使われているようです。私どもも「ワークライフバランス」の中に、きちんと「ブレンド」というちょっとした香辛料を入れていきたいと考えています。

今回、私どもだけではなく、受賞された各社の取り組みをいろいろなところに広めて認識していただくことによって、社会全体がダイバーシティやワークライフバランスなどを継続的に取り組んでいってもらえたら、日本の企業も元気になって日本の株価も少し上がり、『会社四季報』(東洋経済新報社発行)もどんどん売れるようになるのではないかと思っています(笑)。

本当にありがとうございました。御礼を申し上げます。

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