米株続落、ウォルマートのさえない決算が重し

NYダウ167ドル安、1万6446ドルで終了

 5月15日、米国株式市場は続落し、ダウは1カ月ぶりの大幅な下げとなった。写真はニューヨーク証券取引所。13日撮影(2014年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 15日の米国株式市場は続落し、ダウとS&P500種は1カ月ぶりの大幅な下げとなった。小売最大手ウォルマート・ストアーズのさえない決算が嫌気されたほか、小型株がこの日も売られた。

ダウ工業株30種<.DJI>は167.16ドル(1.01%)安の1万6446.81ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は31.34ポイント(0.76%)安の4069.29。

S&P総合500種<.SPX>は17.68ポイント(0.94%)安の1870.85。

ウォルマートは2.4%安。2─4月期の売上高が約5年ぶりの低い伸びにとどまったほか、5─7月期の利益見通しが市場予想に届かなかった。

半面、米ネットワーク機器大手シスコシステムズは6.0%上昇。前日発表した2─4月期決算で売上高が市場予想ほど落ち込まなかったことから買われた。

中小型株のラッセル2000指数<.TOY>は0.7%低下。一時は3月初旬につけた過去最高値(終値ベース)からの下落率が調整局面入りとされる10%を超えた。

主要3指数がそろって2日連続で下げ、S&P総合500種・Emini先物の商いが膨らんでいることから、市場では売りの流れが続くとの見方が一部で浮上している。

プラチナム・パートナーズのプレジデント、ウリ・ランデスマン氏は「(株式相場は)天井を形成し始めている。小型株は売り込まれており、リスクが高いと受け止められているところから逃げ出す動きが続くだろう」と述べた。

一方、サラーン・キャピタルのアダム・サラーン最高経営責任者(CEO)は、ラッセル2000の下落について「市場の今後の方向を指し示しているのか、一時的なものか、まだはっきりしない」とした。

この日発表の米経済指標は強弱まちまち。新規失業保険週間申請件数は約7年ぶりの水準に減少、4月の消費者物価指数(CPI)は10カ月ぶりの伸びを記録し、景気の復調を示した。しかし4月の鉱工業生産指数は約1年半ぶりの大幅な落ち込みとなり、 冬季に減速した米経済が急回復するとの期待に水を差した。

米ヘッジファンド、アポロッサ・マネジメントを率いるデビッド・テッパー氏が14日に株式投資に慎重な見方を示したことも弱気な見方をあおる要因になった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値(非公式)    16446.81(‐167.16)

前営業日終値    16613.97(‐101.47)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値(非公式)    4069.29(‐31.34)

前営業日終値    4100.63(‐29.54)

S&P総合500種<.SPX>

     終値(非公式)    1870.85(‐17.68)

前営業日終値    1888.53(‐8.92)

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