なぜ「清潔感」のある男はモテるのか!? | 作家・野地秩嘉の"チョイデキ男"のビジネス作法入門 sponsored by 花王 ブランドコンテンツ

なぜ「清潔感」のある男はモテるのか!?

なぜ「清潔感」のある男はモテるのか!?

「香り」で変わる女性の好感度

野地 秩嘉(作家)
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春から夏にかけて、仕事でスーツを着ているビジネスマンにとっては、身体が汗ばんだり、自分のニオイが気になる季節だ。オフィスや外出先で人と会うときは、身だしなみに気を付けるのは当然だが、身体のニオイについても敏感でいたい。第一印象はもちろんのこと、嫌なニオイについて最も気にするのは、女子たちなのだから、男子たるもの絶対にはずせないテーマなのだ。そこで第2回は作家・野地秩嘉が「大人の好感度」について語る。


女子は文化系紳士がお好き!?

毎年春、恒例のアンケート調査が発表される。「理想の上司」をテーマにした明治安田生命のそれだ。新入社員を対象にしたもので、男子女子の双方に尋ねた総合結果ではニューヨークヤンキースのイチロー選手が「理想の上司」のトップとして、今年も多くのメディアで紹介された。

ところが、この調査結果を、もう一つ別の視点から見ると、面白いことがわかる。回答者を女子だけに絞った「女性から見た理想の男性上司」という項目ではやや結果が異なるのである。

首位はTVドラマ『半沢直樹』で脚光を浴びた堺雅人、そして、同率首位が西島秀俊。3位がまた同率で池上彰、竹野内豊の2人だ。彼らはいずれもTVでスーツ姿の印象が強い。総合結果でトップのイチローはトップ3に顔を見せていない。つまり、女子はスポーツヒーローよりも、スーツ姿の似合う文化系紳士が好きということになる。

さらに、アンケート調査のなかから男性上司に求める要素を見ると、女子が重要視しているのは「落ち着きがあること」「知性的」「頼もしい」「スマート」「清潔さを感じる」といった点だ。

では、そういった女子の目を意識して、男子たるもの、好感度を上げていくにはどういった努力を積み重ねていけばいいのだろうか。

 

↓↓後編に続く↓↓

 


好感度をいかにアップすればいいのか

堺雅人、池上彰の2人を思い浮かべてみよう。どういったキャラクターを持っているのか。

2人のうち池上氏には「知性」を感じる。しかし、一般男子にとって知性はすぐに獲得できるものではない。そこで、知性についてはとりあえず保留する。「日々、勉強しよう」と決心だけはしておく。それ以外の要素「頼もしさ」「スマート」「落ち着きを感じる」といった点もまた一朝一夕には手に入るものではない。この辺もとりあえず「頑張ろう」と決めておくことにする。

それ以外の女子が好む要素のなかで、すぐにでも入手できるものがひとつだけある。それは「清潔さ」である。清潔さなら誰でもすぐに獲得できる。まずは外見からだ。

ここでまた堺、池上両氏を思い浮かべてみる。2人が着ているのはスーツだ。それもイタリア男のようなスタイリッシュなスーツではない。あくまで抑制的というか、地味なデザイン、ダーク系統のスーツである。一般男子でも1着や2着は所有している紺やグレーのスーツだ。

しかし、ただスーツを着ればいいというものではない。画面に映った堺、池上両氏をよく見ると、アップになったときでさえ、スーツ、ワイシャツにはシワもなく、不潔さはまったくない。おろしたてのスーツ、洗い立てのシャツを身にまとっているように見える。つまり、外見における清潔さとはこのことなのだ。


仕事の能力よりも清潔さで好感度は変わる

「清潔さこそ男子の武器」という理論を裏づけているアンケート調査がもうひとつある。ビジネスパーソンのためのトータルファッションのブランド「ザ・スーツカンパニー」が30代から50代のビジネスパーソンに「ビジネスにおける社会人の第一印象」を尋ねたものだ。

調査によれば、ビジネスの最前線で働いている大人が初対面の相手と会ったときの第一印象でもっとも大切にするのは「礼儀」と「清潔感」となっている。そして、外見のどこに注目しているかといえば、「スーツにシワがなく清潔感があること」なのだ。

ふたつの調査から考えてみると、女子、ビジネス最前線でバリバリ働く30代から50代のビジネスパーソンはともに、まず清潔さを確認していることがわかる。仕事の能力よりもまず清潔感のある人物かどうかをチェックしているわけだ。だから、シワのついたスーツやシャツ、フケが落ちた肩口、口のまわりの無精ひげ……。こうした風情がある男子は周りからの好感度も低いと言える。人も世の中も清潔さこそが、好感度のもとだと認識しているのである。

↓↓前編から続く↓↓


好感度、モテ度を高めるのは、
さりげなく良い香りだ

清潔感は外見、身だしなみだけにとどまらない。見た目がちゃんとしていても、ニオイがきつい男は嫌われる。不思議なことにスポーツで流した汗は問題ない。女子もまんざらでもないはずだ。

問題なのは本人がまったく気づいていない、オフィスで感じる衣類のニオイだ。無自覚なまま、オフィスに自分のニオイをまき散らしていることが問題なのである。

よくよく考えてみれば、ニオイがきついことが原因で会社をクビになることはない。しかし、少なくとも敬して遠ざけられてしまう存在になってしまう。オフィスで女性から「ああ、あの人はクサいから」という烙印を押されては元も子もない。仕事がデキる男というのはたいてい清潔で、さりげなく良い香りが周囲に漂う。当然、女性にもモテるはずである。

少なくとも、男子たるもの、スーツのシワとともに衣類のニオイもまた放置してはいけないのである。

オフィスで働く女子たちは、本当のところ男子のニオイについてどう考えているのだろうか。私は付き合いのある出版社の女性編集者たちに聞いてみることにした。

「編集長がフロアを通り抜けるといい香りがして、思わず振り向いてしまう」(30代、総合誌編集部勤務)

「ガツガツした香りよりも、ほのかな香りのする男性のほうがなぜか気になってしまう」(20代、女性誌編集部勤務)

「大げさなモテたいオーラを出している男は敬遠します。むしろ、謙虚でありながら、そこはかとない清潔感、主張し過ぎない香りをかもし出す男性に魅かれます」 (20代、書籍編集部勤務)

 

女性はさりげない香りに惹かれる?

女性編集者たちは、取材で多くの著名人たちに会っているため目が肥えている。自己主張も強いから男子にも厳しい。そんな彼女たちだから、当然外見にもうるさい。彼女たちにとって、取材などで実際に会って話したり、オフィスで距離が近づいたときに、外見とともに自然と意識するのは、男子の香りだ。男子にとって、女子と次第に関係性が近づいていく中で、さりげなく良い香りは、好感度、モテ度を決める重要な要素になってくる。

スーツ、シャツのシワをとって、ニオイを制することは過剰なおびえではない。ビジネスマンにとっては清潔さこそが社会に出て行く際の重要な武装なのだ。

【著者プロフィール】
野地秩嘉
 1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。著書に『キャンティ物語』『ビートルズを呼んだ男』『サービスの達人たち』『企画書は1行』『プロフェッショナルサービスマン』ほか、近著に『イベリコ豚を買いに』がある。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。

田中圭一
漫画家 京都精華大学特任准教授
1962年大阪府生まれ。大学在学中に小池一夫劇画村塾神戸教室に第一期生として入学。84年『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。86年『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』連載)が評価される。漫画作成ソフト『コミPo!』をプロデュースするなど漫画の可能性を拡げる活動を続ける。著書多数。2014年より現職。
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