アマゾン、99ドルの「Fire TV」をついに発表 TV界に革命を起こせるか?
[ニューヨーク/サンフランシスコ 2日 ロイター] - 米オンライン小売のアマゾン・ドットコム
マルチメディア市場における存在感を高め、セット・トップ・ボックス市場で先行する米アップル
FireTVによって、ユーザーは動画をテレビで直接再生することができる。アマゾンは独自の動画サービスを展開するほか、オンライン動画配信大手の米ネットフリックス
FireTVのリモコンにはマイクが搭載されており、音声による検索が可能。
来月までには、付属のゲーム用コントローラー(39.99ドル)で、数千ものゲームが楽しめるようになるとしている。
99ドルとの価格設定をめぐっては、ライバル社よりも値段を引き下げなかったことで、一部のアナリストからは失望の声も上がった。だがアマゾンは、他社の製品より性能が高く、操作が簡単と強調している。
セット・トップ・ボックス市場への進出で、新たな収益源の確立を目指すアマゾンだが、アナリストはFireTVにより、最終的にはリモコン1つでコマーシャルに登場する商品を視聴者は購入することが可能になるとみている。
フォレスト・リサーチのアナリスト、ジェームズ・マクベイ氏は「アマゾンは、将来的にリビングでの買い物を普及させたい考え」と指摘。「リビングでこうした総合的な体験を実現できる企業はアマゾンしかいない。きょうの発表でその野望を知る材料はなかったが、検討していることは確実だろう」と述べた。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら