「嫌われるオンラインの話し方」6大NGと解決法 「声、表情、トーン…」イラッとさせていない!?

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まず、1つ目は相手の話が終わらないうちに「話を挟んでくる」ことです。

声のトーンは「普段より高め」を意識する

【1】相手の話が終わらないうちに「話を挟んでくる」

普段の会話でも相手の話が終わらないうちに、自分の話を挟んでくる人は多いと思いますが、「ウェブでの会話」のときはとくに注意が必要です。

途中で相手の話を遮ってしまうのは、相手に不快な思いをさせてしまうので普段の会話でも好ましくないことです。しかし、「ウェブでの会話」では、普段の会話のような流れとは異なるところがありますので、相手の話を聞く態度は普段より気をつけなければいけません。

そういうときこそ、相手の話が終わったら、少し「ポーズ(間を置くこと)」を入れるようにしてみましょう。この一瞬のポーズで、相手が「何かな?」と自分に注意を引かれますし、「自分の話をきちんと聞いてくれて、理解してくれた」と思ってくれます。

「ええ、ええ」と相づちを打つ場合も同様です。相手の話を遮ることなく最後まできちんと聞いてから、相づちを打つようにしましょう。

【2】「声が低い」ので聞き取りにくい

普段の会話でも「声が低くて小さい」と、相手は聞き取りにくくなりますが、「ウェブでの会話」になると、ますます聞き取りにくくなってしまいます。さらに「不愛想」「冷たい」という印象になってしまい、相手に不快な思いをさせてしまいます。

声のトーンはいつもより「少し高め」に(イラスト:岸潤一)

2つ目として「ウェブでの会話」のときは、いつもの声のトーンを「少し高め」にすることを意識して出してみましょう。『40代も声が良くなる!「巣ごもり1分朗読」5効果』でもお話ししたように、普段の自然な声の高さが「ド」だとすると、朗読の基本は「ソ」で「鼻に口がある」ようなイメージで声を出します。

また、声のトーンを高めにすることで「大きい声」が出せるようにもなります。明るく、ハキハキした声になることで相手への印象がよくなり、自分の話にも注目してくれるようになります。

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