ソニー、旧本社ビルなど売却を正式決定

創業の地に残る自社ビルは4棟のみに

3月7日、ソニーは東京都品川区にある旧本社ビル(NSビル)など2棟の土地と建物を住友不動産に売却することで合意したと発表した。2月5日撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 7日 ロイター] - ソニー<6758.T>は7日、東京都品川区にある旧本社ビル(NSビル)など2棟の土地と建物を住友不動産<8830.T>に売却することで合意したと発表した。売却価格は161億円で4月中の完了を目指す。2014年4─6月期に約100億円の売却益を計上する見込み。

売却するのは、JR品川駅南西方面の「御殿山地区」にあるNSビル、それに隣接する4号館の2棟。デバイス事業、メディカル事業、法人事業など合わせて約770人が働いているが、数カ月以内に、港区港南の本社ビルなど近隣に引っ越す。

御殿山地区は、ソニーが1946年に東京・日本橋で設立後、翌47年に移転した創業の地。木造バラック工場の建設からソニーの歴史を刻んできたが、すでに大半のビルが売却されており、今回の2棟の売却により、同地区に残るソニーの自社ビルは、歴史資料館や研修所など4棟になる。NSビルは1990年に竣工して2007年に現在の本社ビルに移転するまで本社拠点として使われた。

資産売却続く

ソニーは2013年3月期に、ニューヨーク本社ビル、ソニーシティ大崎ビル、エムスリー<2413.T>株の一部など不動産や株式の売却で、2000億円を超える資産売却益を計上した。

今期に入っても、昨年9月にエムスリー株の一部を378億円で、同12月にスカパーJSATホールディングス<9412.T>株の全保有株を152億円で、それぞれ売却。さらに、今年2月には、楽曲情報事業の米グレースノートを1億7000万ドル(約176億円)で売却したのに続き、パソコン「VAIO」事業を今年7月に外部へ譲渡することを決定している。

(村井令二 編集:内田慎一)

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