日経平均急反発、307円高の1万4462円に

外部環境落ち着き全面高、まだ不安定の声も

2月7日、東京株式市場で日経平均は急反発。前日比で300円を超える上昇となった。1月30日撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発。前日比で300円を超える上昇となった。米国株の反発に加え、円相場の下げなど外部環境の落ち着きを背景に終日堅調な値動きとなった。東証1部の騰落数では9割近くが上昇し、東証全33業種が値上がりする全面高。ただ、今晩発表の1月米雇用統計などを見極めたいとして様子見ムードが強く、直近の大幅な下げに対する自律反発の範囲内という。

米失業保険申請件数が予想以上に減少し、米労働市場の底堅さが示されたことで投資家の不安心理が後退。米国株の反発や1ドル102円台への円安進行を受け、トヨタ自動車<7203.T>やキヤノン<7751.T>など主力輸出株を中心に買いが先行した。好業績などを手掛かりとした物色も目立ったほか、先物市場への断続的な買いが指数を押し上げた。

もっとも、1月下旬からの急激な下げに対する自律的な反発にすぎないとの見方が多い。週末要因に加え、米雇用統計の発表や9日の東京都知事選挙、11日・13日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など見送り要因が多いため、買い戻しが主体とみられている。

日経平均は終値で4営業日ぶりに200日移動平均線(1万4437円50銭=7日)を回復した。マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏は「日経平均の1万4000円割れで底入れとの見方が強まっているが、まだ不透明。底値確認となるのは2月3日─4日のマド(1万4355円92銭─1万4615円05銭)を埋めてから」と述べた。

個別銘柄ではソニー<6758.T>が続伸。6日、2014年3月期の業績予想を下方修正し、パソコン事業の売却などを発表。リストラの進展を期待した買いが入った。同じくリストラ策を発表した三井化学<4183.T>も大幅高となった。自社株買いを発表したNTT<9432.T>や通期業績予想を上方修正したローム<6963.T>、スズキ<7269.T>も堅調だった。

半面、インターネットイニシアティブ<3774.T>が後場急落。7日に2014年3月期連結業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。前日にストップ安となっていたジェイアイエヌ<3046.T>に売りが継続し、連日で昨年来安値を更新した。

東証1部騰落数は、値上がり1587銘柄に対し、値下がりが163銘柄、変わらずが30銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      14462.41 +307.29

寄り付き    14387.11

安値/高値   14356.59─14471.95

TOPIX<.TOPX>

終値       1189.14 +26.77

寄り付き     1180.76

安値/高値    1177.54─1189.53

東証出来高(万株) 269276

東証売買代金(億円) 23070.64

(杉山容俊)

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