《NEWS@もっと!関西》社員全員が「ゴルゴ13」になることが理想--浪花節ITベンチャー・柏木泰幸フェンリル社長(下)

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・仕方なくお金を稼いでいます--浪花節ITベンチャー・柏木泰幸フェンリル社長(上) はこちら

ITベンチャーは残業が恒常化している、というのが一般的な見方であろう。が、フェンリル(本社・大阪市=写真はフェンリル社内)は開発案件が山積みで超多忙であるにも関わらず、「残業ゼロ」の方針を貫く。また、夏季や年末・年始の長期休暇を含めて年間134日と、社員35名の休日を“たっぷりと”確保している。

--社員の労働時間をあえて短くしている理由は何ですか?

優秀な人と仕事をしたいんですよ。「超一流」と言われる人たちが会社を動かすようになってくれればよいと思います。社員一人ひとりが一流に成長できるように、無理やりな環境をつくっているのです。社員全員が「ゴルゴ13」になることが理想(笑)。強くて、優しくて、ちゃんと仕事ができる人です。

勤務時間が短いので、実際の仕事はしんどいですよ。ミーティングの時間も少ないですし。どうしても失敗も多くなってしまいます。たとえば、1カ月先の納期が決まっていても、それを守れなかったり……。むしろ、期限通りだったことの方が少ないかもしれません。いかに大変かは…社員が身にしみてわかっているので、こういった環境でもあきらめずにやり通すことで、一流に成長します。結局、環境がすべてですね。

--自己啓発の啓蒙という意味合いもあるのですか?

そういった意味合いも含まれています。社員は基本的に仕事の持ち帰り禁止です。一流になるためには、本を読んで自分を高めたり、ジムに通って身体を鍛えたりするなどの自己啓発をすることも必要だと思います。

フェンリルはビジネスモデルもユニークだ。無償でダウンロードできるソフトが主体のため、ソフト販売で収益をあげるのではなく、アフィリエイト(ネットユーザーが広告掲載者のサイトを経由して広告主の商品を購入すれば、広告主から広告掲載者に手数料が支払われる仕組み)を採用している企業と手を組むことで報酬を得ている。

--収益としては、今後もアフィリエイトが中心になるのですか?

アフィリエイトが会社の収入源ですので、ブラウザ事業としてはそのモデルでやっていきますね。実は、収入源はここ2年で、どんどん絞ってきました。「人の役に立つことをビジネスにしたい」というのが僕の根底にありますので、ユーザーにとってじゃまなもの、たとえばWEBサービス関連のソフト開発などはやめました。

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