1万4000人が狩りに来たモンハン祭りの磁力 カプコンが推し進めるマルチユース戦略とは?
バーチャルがリアルに人を呼び、リアルがまたバーチャルに人を誘う。その流れを作るのに長けているのが、ゲームソフト開発大手のカプコンだ。
11月24日、大阪・南港にある国際見本市会場で「モンスターハンターフェスタ’13」という、文字どおりのお祭りが開催された。
「モンスターハンター」とは、雄大な自然に囲まれたフィールドで巨大なモンスターを“狩る”という、ハンティングアクションのゲームソフト。9月14日に最新作「モンスターハンター4」がニンテンドー3DS用ソフトとして発売され、わずか1カ月強で国内出荷330万本を突破した。2004年の初作登場以来、「一狩り(ひとかり)行こうぜ」という合言葉で、「モンハン現象」と呼ばれる一大ブームを巻き起こした。シリーズ累計で2700万本を誇るお化けソフトである。
ゲームの世界をリアルに再現
「モンハンフェスタ」は、このゲームの世界観を壊すことなく、バーチャルの世界をリアルに感じてもらう機会となっている。
会場には実物大の“モンスター”の模型が飾られ、舞台上ではモンハンのゲーム開発者が自分たちで作ったゲームを実演したり、開発の苦労話を語ったりと内容は盛りだくさん。
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