一日一生 酒井雄哉著

一日一生 酒井雄哉著

現代の“生き仏”とも称えられる天台宗「大行満大阿闍梨」のインタビューをまとめた。著者は、比叡山延暦寺の荒行として知られる「千日回峰行」を2度満行している。7年かけて約4万キロを歩くこの過酷な修行を2度成し遂げた行者は、400年間に3人しかいない。

どんな立派な経歴かと思うが、その人生は順風満帆ではなかった。予科練に志願し特攻隊基地で終戦を迎えた後、ラーメン屋や株屋などの職を転々、妻にも先立たれるなど、何もかもがうまくいかなかったという。そして40歳で得度、人生が変わる。「一日が一生」だと思い、焦らず腐らずその日を懸命に生きる。過酷な人生を歩んできた人物ならではの言葉は、重く響く。

朝日新書 735円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
IS掃討後も混沌続く中東

IS(イスラム国)の敗退が明らかになりつつある。その掃討に貢献したクルド人勢力が独立の動きを見せ、中東の新たな火種に。特にイラクとシリアで一層の混乱が懸念されている。