「調査報告書は銀行主張をなぞっただけだ」

郷原信郎氏に聞く「みずほ銀行の問題点」

九州電力の第三者委員会・委員長や不二家の信頼回復対策会議長を務めるなど、コンプライアンス問題に詳しい郷原信郎氏に、みずほ銀行の問題を聞いた(本インタビューは週刊東洋経済11月9日号掲載の緊急ルポ「みずほ、終わらない危機」の一部です)

──複数の第三者委員会を経験した立場から、今回の報告書をどう見たか。

今回、(みずほ銀行が金融庁に業務改善計画書を提出する)10月28日という期限があり、そこに間に合わせることが大前提だった。だが、常識的に考えても、これだけの問題を20日間で調査するのはかなり厳しい。

報告書によると、コンプライアンス担当者の判断が甘く説明も不十分で、役員会で問題意識を持った議論が行われなかった。そして、システム障害もあって、問題認識が引き継がれなかったということで終わっている。当事者の当たり障りのない言い分をそのままなぞっただけ。独自に調査して明らかになった点が、あまりうかがえない。

次ページどのようなアプローチが考えられるか
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
半導体の覇者<br>熱狂する世界、沈む日本

今やアップル、グーグルも半導体メーカー。半導体関連株はITバブルに迫る高水準。トップ10にアジア勢が並ぶが、日本は事業売却に揺れる東芝のみ。勢力図激変の業界をリポート。