欠陥だらけのNISA、どうすりゃいいのさ?

結局、足りないのは日本人の経済感覚

 10月にNISA(少額投資非課税制度)の口座開設がスタートし、早くも350万口座を集めたと言われています。セゾン投信コモンズ投信レオス・キャピタル・ワークスのいずれも、独立系投資信託会社としてNISAの口座を開設できますが、個人のNISAへの関心度合いはどのようなものなのでしょうか。

「野村のNISA」と思っている人が多い?

藤野中野さんも、本でNISAについて触れていたけど、世間の関心は高まってきた感じはありますか。

中野 野村証券のCMで一気に広まった感じはしますね。でも、「野村でNISA」なのに、実際は「野村のNISA」って勘違いしている人が多いような……。

藤野 あ、野村証券の商品って思われているんですね。

中野 そう。

本来なら、広告の通り「野村でNISA」であってほしいのだが、「野村が扱っているNISA」と思っている人も少なくない?(撮影:梅谷 秀司)

渋澤 投資に関連した非課税制度というと、NISA以外に確定拠出年金という年金制度がありますね。確定拠出年金は省略するとDCって言われているけど、NISAとDCでは、「これはクレジットカード?」ってイメージを持つ人も少なくないでしょうね。

藤野 いずれにしても、NISAという言葉だけが独り歩きしているという印象はあります。

中野 金融庁はこの制度をきちっとしたものにしたいと言っているけれども、日本証券業協会はタレントを使って「はい、NISA」って感じでしょ。このギャップが気になります。

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