アウディ「A7スポーツバック」の斬新すぎる姿 かっこよさを生み出すデザインこそ進化だ

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小

・ライト周り

夜の存在感を示すプレミアムな作りとして、フロント12個、リア13個の縦型スロットに区切られたLEDライトが、鍵の開閉時に光の演出としてアニメーションプレイされる。

・リアスポイラー

スポーツバックの特徴であるリアエンドは、先代よりも33mm高められならが、ヨットのように両側を絞っている。ハッチガラスから滑らかに続くボディの最後端部が、時速120kmになると自動的にせり上がり車両安定性を高めるリアスポイラーになる。

ラゲッジコンパートメントは使いやすい形状に

・ラゲッジ

容量は通常時535Lで、リアシートを倒すと1390Lだ(写真はアウディのサイトより)

ラゲッジコンパートメントは、幅が1050mmになり使いやすい形状になった。容量は通常時535
Lで、リアシートを倒すと1390L。セダンよりも大幅に広く、アバントボディより若干少ない実用的容量。

・タイヤ

Sラインには最大で255/35の21インチタイヤも用意されおり電子制御サスペンションとの相性も良く乗り心地が良い。また400mm径の6ポットブレーキが安定した制動力を提供する。

・ダイナミックオールホイルステアリング

時速60kmまでは最大で5度、リアタイヤがフロントタイヤの舵角とは逆に操舵され、最小回転半径が最大で1.1m小さくなる。時速60km以上では、最大2度の範囲でフロントタイヤに同じく動き車両安定性を高める。

燃費削減にも成功した(写真はアウディのサイトより)

・エンジン

当初導入予定は3.0TFSIのみ。48V主電源マイルドハイブリッド(MHEV)により、時速22km以下でのアイドルストップを可能にするなど、100km走行あたり0.7Lの燃費削減にも成功。最高出力は250kw(350hp)・最大トルク500Nmで、時速0−100kmを5.3秒でこなす。

五味 康隆 モータージャーナリスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ごみ やすたか / Yasutaka Gomi

自転車のトライアル競技で世界選手権に出場し、4輪レースへ転向。全日本F3選手権に4年間参戦した後、モータージャーナリストとしての執筆活動を開始。高い運転技術に裏付けされた評論と、表現のわかりやすさには定評がある。「持続可能な楽しく安全な交通社会への貢献」をモットーとし、積極的に各種安全運転スクールにおける講師を務めるなど、執筆活動を超えた分野にもかかわる。また、環境分野への取り組みにも力を入れており、自身で電気自動車やハイブリッド車も所有。https://www.facebook.com/yasutakagomi53

この著者の記事一覧はこちら
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT