iPhoneユーザーは「HomePod」を買うべきか

試されるアップルのエコシステムの力

電源を接続すれば、すぐにiPhoneが認識し、画面に設定のためのボタンが表示される。設定項目も、言語設定、利用するApple ID(iPhoneの設定がそのまま利用される)、個人情報活用についての確認程度で終わる(筆者撮影)

あとは「Hey Siri, play some music」と話しかければ、すぐに自分の好みの音楽をApple Musicから再生してくれる。ちなみに、発売国からわかるとおり、現在HomePodのSiriは英語にのみ対応している。ただし、iPhone側の設定画面はすでに日本語化されていた。

置き場所のポイントは「壁」

筆者の自宅のリビングルームにHomePodを設置する際、何カ所か置き場所を変えてみた結果、最も部屋全体に広がるサラウンドを楽しむことができたのは、食卓の壁際という位置だった。

その理由は周囲に何もなく、背後に壁があるという環境だったからだと考えられる。周りに壁がないキッチンのカウンターや、ごちゃごちゃしている棚の間などでは、音の広がりがいまいちだったのだ。

ちなみに、米国のApple Storeの店頭でも、広い空間のど真ん中にHomePodが設置してあり、さほど音の良さを感じることはなかった。HomePodを楽しむうえでのポイントは、「壁」かもしれない。

HomePodには全方位に向けて7つのツイーターが内蔵されており、マイクで自動的に補正しながら音場を作り出す仕組みを採用している。そのため、跳ね返りが利用できる壁際のほうが、サラウンド効果を得やすいのではないか、と考えられる。

ジャズ、クラシック、ポップスなど、普段よく聞く音楽をひととおり再生してみたが、いずれも豊かな低音とクリアな高音を楽しむことができた。

ただ、たとえば山下達郎さんのアルバムを再生しているときに、若干中音域が物足りなかった。音楽ソースによってはそうした印象を受ける場面もあったが、HomePodのソフトウエアはアップデート可能であるため、今後修正される可能性もある。

HomePodで音楽を再生する方法は、HomePodのSiriに直接話しかける方法と、iPhoneのミュージックアプリの出力先としてHomePodを選ぶ方法がある。

ただし、後者には盲点があった。

次ページAirPlayで再生時の「盲点」とは?
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