英紙「眞子さま・小室さんの結婚延期は謎だ」

前代未聞の「延期」をどう報じたか

左派系高級紙ガーディアンはAP通信の記事(7日付)を使い、「日本のプリンセス眞子さまが2020年まで結婚を延期」とする見出しで報じた。

冒頭で宮内庁が週刊誌報道との関係を否定する中、十分な準備ができないという理由で結婚式が延期されること、来年4月には天皇陛下の退位という重要な儀式が控えているが、3月の婚約の儀式の1カ月弱前に延期が発表されたことで「多くの人が当惑した」と指摘。記事の後半は眞子さまの将来に目を向ける。眞子さまが皇室を離れる際の一時金に充てるため、政府が2018年度予算案に1億5000万円を計上していたこと、眞子さまが一般人と結婚することで皇室離脱を余儀なくされることを説明する。

皇室の人数が年々減少することを懸念し、女性天皇を可能にする、あるいは一般人との結婚後も離脱せず、皇室の一員として公務をこなすよう望む人々もいるが、政府の委員会が結論を出すことを避けたことを記事の結論としている。

いずれの記事も公式発表を基に延期理由を伝え、ひととおり形になってはいるが、英国の読者からすると、頭の中に疑問符がつき、いまいち事情が把握できない。「小室さんの母の金銭問題」もはっきりしない。

小室さんの母親の金銭問題とは?

もう少し深く説明したのが、デイリー・テレグラフの記事(8日付、「日本のプリンセス眞子さまが、婚約者の『家族問題』についてのタブロイド紙の報道の中、結婚を延期」、ダニエル・デメトリオ記者)だ。

冒頭で、宮内庁が小室さんの家族の「おカネにまつわる論争」についての報道が結婚延期につながったという推測を「否定した」と書きながらも、「小室さんや彼の家族は、週刊誌の一連の報道によってここ数週間、気まずさを感じていたことは確実だ」と続ける。

そして、英紙報道の中では初めて、週刊誌報道の詳細に言及する。複数の週刊誌が、小室さんの母親が元パートナーから借り、小室さんの大学の学費などに充てた400万円を返済していない、とする疑惑だ。

記事はこうした疑惑は日本の複数の「週刊誌(shukanshi)」では報道されたが、「全国紙や放送局は報じなかった」と続ける。

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