新しい年に向け、希望が叶うたった1つの習慣 2017年の「失敗」を反省する必要はない

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「悩む」もしくは、「理由付け」を始めた時点で、それを本当は選びたくないという気持ちに気づく必要がある(写真:UYORI / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

今年も残すところ、あとわずかになりました。この時期、この1年にご自身の身の上に起こったことを振り返る方も多いかと思います。よいことばかり思い返せれば問題ないですが、失敗した嫌なことを思い出して後悔の念にさいなまれることもあるでしょう。

失敗の原因を分析、追究したところで「感情」は残る

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そんなとき、失敗の経験を次へ生かし、新たな目標を立てることが推奨されがちです。しかし、失敗の原因を分析、追究するような方法では、うまくいかないことが多々あります。人生とシステムの開発とは違うからです。

そこには、感情が大きくかかわります。

たとえば、AとBどちらかを選択しなければならない状況があるとします。条件からしてもAがいいと思うし、周りの意見を聞いてもAがいいという状況において、Aを選ぶのが当然と思いながらも、どうも気持ちが乗らない。そんなことはありませんか。

このような場合は、Aを選ぶことを正当化しようと、理由付けを一所懸命考えます。この時点で、すでに後悔の種をまいていると言えます。

「悩む」もしくは、「理由付け」を始めた時点で、それを本当は選びたくないという気持ちに気づく必要があるのです。後になって、「これがいちばんいい方法だった」「こうするしかなかった」と、なんとか自分を納得させることに大きなエネルギーを費やすことになりかねません。

人生は、選択の連続です。今日のお昼ご飯に何を食べるのか、といった日常的なことから、人生の岐路まで、日々、選択に迫られています。

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