JR東日本「主要100駅」乗客増減率ランキング

1位大崎駅、100位渋谷駅…経済トレンド映す

広がる駅の“格差”は、時代の写し絵といえる(写真:アフロ、デザイン:鈴木 聡子)

山手線や中央線など首都圏の中心部を走る路線を抱えるJR東日本(東日本旅客鉄道)。同社は輸送人員数や運輸収入で世界最大級の鉄道会社だ。それでは、JR東日本の1665駅(2015年4月時点)の駅単位で見た場合、利用者数が伸びている駅、沈んでいる駅はどこなのか。

『週刊東洋経済』は12月4日発売号で「駅・路線格差」を特集。全国の主要544駅の乗降人員数データなどを基に、駅の盛衰から日本経済のトレンドを展望している。その一部で、JR東日本の駅で乗車人員が多い上位100駅(1都3県以外の駅は除く)を対象に、2011~2016年度の乗車人員の増減率をランキングした。

JR大崎駅はこの5年で乗降客が最も増えた(写真:Taisuke / PIXTA)

1位になったのが、JR山手線、JR埼京線、JR湘南新宿ライン、りんかい線の4路線が乗り入れる大崎駅(品川区)だ。山手線沿線では珍しい駅前にあった工場跡地は再開発で変貌を遂げた。

【12月7日9時50分追記】初出時、「山手線や京浜東北線など4路線が乗り入れる大崎駅」との誤った記述がありましたので上記のように修正しました。

近年も「パークシティ大崎」などの大型オフィスビル、高層マンションが供給され続けている。ローソンやサンリオといった大手企業も大崎に本社を構えており、乗降人員は5年間で25.8%も増えた。

『週刊東洋経済』12月4日発売号(12月9日号)の特集は「駅・路線格差」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

6位の中野駅(中野区)が19.2%増と躍進した。中野駅は、2012年に「四季の都市(まち)」がオープン、明治大学や帝京平成大学がキャンパスを新設するなど近年若年層が集まる街としてのイメージが高まっている。田町駅との間で新駅開設を予定している品川駅(港区)も周辺エリアでマンション建設が進み、乗車人員は14.8%(11位)と高い伸びを記録している。

【12月7日10時追記】6位の中野駅について「同じく山手線沿線の都心駅」との記述がありましたが、削除して訂正します。

一方、都心以外で伸びが目立つのが、埼玉、千葉、神奈川で大型施設が集中する駅だ。2位のさいたま新都心駅(埼玉県さいたま市)は、官公庁の関東地方出先機関が集中するほか、「さいたまスーパーアリーナ」、大型商業施設の「コクーンシティ」もあり、市内外から利用客が増加し続けている。ディズニーランド・シーがある舞浜駅(千葉県浦安市)、幕張メッセやイオンモールの旗艦店がある海浜幕張駅(千葉市)も2割以上伸びている。

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