効果大!「肩甲骨はがし」ストレッチの基本 5分でスッキリ、肩こり解消になる

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また重い荷物をいつも同じ側で持ったり、どちらか片方の足に重心をかけて立つクセがある人は、身体が左右非対称に歪んでいて、肩甲骨も左右で高さがズレてしまっている場合があります。肩甲骨周りに影響を及ぼすのは、身体的なクセだけではありません。心的ストレスが溜まってくると、肩が内側に入り背中が丸まってしまうため、肩甲骨がハの字に広がって胸の中心が閉じている状態に。この姿勢が続くと呼吸も浅くなって内臓が圧迫されるため、胃腸の不調や便秘を起こしやすくなります。

このようにゆがみが生じた状態で肩甲骨周辺の筋肉が硬直すると、肩周りの動きが悪くなって肩こりや頭痛を招き、ひどくなると耳鳴りやめまい、さらに悪化すれば自律神経失調症を引き起こす可能性もあります。これが、いわゆる“肩甲骨が背中に張り付いている”状態です。

毎日ちょっとずつ、肩甲骨はがし

背中に張り付いた肩甲骨をほぐすには、まず、肩甲骨周りの筋肉の過緊張をゆるめてあげることが大事です。肩甲骨周りの筋肉がほぐれると、肩や胸がスッと開いてデコルテにスッキリしたラインが生まれ、姿勢が格段によくなります。また血行がよくなるため、代謝が良くなり、顔色もトーンアップするなど、女性には嬉しいことづくめ! 

毎日5分、夜寝る前や朝起きたときなど、身体がほどよくゆるんでいるタイミングで、以下に紹介するストレッチを行ってください。毎日続けることで、肩甲骨周りが動かしやすくなってくるのを感じられるでしょう。

【STEP1:腕の付け根をストレッチ】

①あぐらをかいて座り、両腕を内側から外側へと回旋させて、指を床に置く
②手のひらを床に付けて、腕の付け根が伸びているのを感じながら、10秒キープ
次ページ続いて、肩の後ろをストレッチ
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