デザインは相手ありき、芸術は相手不在 「モテモテ」の称号、15年ぶりに完全委譲?

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Tehu: それを決めていたら、ボクはたぶん慶応に行かない。

ムーギー: ああ、もうMIT(マサチューセッツ工科大学)に行くわけやね。

Tehu: いや、MITでもないと思います。大学行かずに専門学校に行きます。

ムーギー: まだ決まってへんから、もうちょっと自由に考えられるSFCに行こうかと。

Tehu: そうです。SFCで自由に考えるかどうか、それは今のところわかりません。あくまでも何かチャンスがあると信じて行くわけです。

グローバルエリートとして燦然と炎上

ムーギー: でもSFCで教えを受けたい教授がいるとか、陰で密約があって慶応側からおカネをくれるとか何かあるわけでしょ。いったい何が目当てなの?

Tehu: (笑)違います! 普通に教授の方に知り合いはたくさんいます。でも一番大きいのは、SFCの生徒さん。SFCの出身者にいっぱい知り合いがいて、基本的に大好きなんです。

──(ムーギーさんを指して)One of them.

Tehu: そうなんですか?

ムーギー: あそこね、本当に素晴らしい先輩がいらっしゃるから。そのうちの約1名、グローバルエリートになられたんですよ。今ね、グローバルエリートとしてね、燦然と輝いていらっしゃるというか、燦然と炎上していらっしゃるというかね。

Tehu: (笑)

ムーギー: たしかにめっちゃ面白い大学やったけれども。で、そこで君は何を勉強したいわけ?

心は解析できないからアプローチするしかない

Tehu: メディアデザインです。メディアアートと言ったほうがいいか。メディアアートをあそこではやりたいなと思っています。

ムーギー: 何それ?

Tehu: つまり、デジタルとアート。ボクはデジタルデザインと言っているんです。なぜならアートというのは自己主張だから。デザインは相手がいるから。デジタルとデザインを使って、いかに相手の心の深いところにアプローチできるかをやってみたいんです。

人間の心って、哲学もそうですけど、その議論によってどこまでアプローチできるかが問題で、心というものを解剖して仕組みから判断するってできないじゃないですか。だからアプローチするしかないんですよ、自分のことを。

ムーギー: 心は解析できないからアプローチするしかない。ほんで、ほんで?

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