iPhone廉価版は、本当に安いのか?

低価格ではなく、中間価格どまり

9月11日、米アップルが10日に発表したスマートフォン「iPhone」の新型2モデルのうち、廉価版「iPhone 5C」の中国での販売価格が高すぎるとの声が上がっている。米カリフォルニア州で10日撮影(2013年 ロイター/Stephen Lam)

[北京/シンガポール 11日 ロイター] - 米アップルが10日発表したスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の新型2モデルのうち、廉価版「iPhone 5C」の中国での販売価格が高すぎるとの声が上がっている。

プラスチック製の本体で新興国市場向けとされる「5C」だが、通信会社と契約しない場合の中国での販売価格は4488元(730ドル)。同じく契約なしの場合の米国での販売価格549ドルよりも200ドル以上高いうえ、同時に発表された最上位機種「iPhone 5S」の価格をわずか800元(130ドル)下回るにすぎなかった。

新興国向けとうたう「5C」の強気の価格設定に投資家だけでなく、世界最大のスマホ市場である中国のアップル愛好者も困惑している。

中国の化学エンジニア、Liu Donghaiさん(25歳)は「5C(訂正)の価格は3000元前後か、4000元を上回る程度だと予想していた。廉価版は少し高すぎるかもしれない。買えるとは思わない」と語った。

アップルは11日、北京でも新製品発表イベントを開催。中国市場の重要性が強調された。

過去の新製品発表時には、数日前から新製品を待つ列ができるほどの熱狂ぶりが見られた中国だが、今回の「5C」への反応は冷めていた。

中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」では、「5Cは高すぎる。最初は絶対に買うつもりだったが、今は値段が気に入らない。iPhone5がプラスチック製になっただけじゃないか」(ユーザー名Shangzhiruixin)との投稿もある。11日の「微博」の検索語句ランキングで「iPhone 5S」はトップだが、「iPhone 5C」の名前は検索上位にない。

他の利用者は、もう少しお金を出せば上位機種の「5S」が手に入るのに、わざわざ4000元以上を払って「5C」を買う人がいるのか、と疑問を抱いている様子だ。

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