社内恋愛が盛んな会社トップ100ランキング 1位大塚家具、2位はリクルートキャリアと?

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エン・ジャパンが運営する口コミサイト「カイシャの評判」には、その企業に在籍する社員や派遣社員など、会社で勤務するスタッフ、在籍したことのある元社員たちが多くのコメントを寄せている。同時に、会社の雰囲気などを聞くアンケートも実施しており、その中に「社内恋愛は盛んですか?」という問いがある。この問いに対して、「はい」と回答した人の割合をポイント化し、高い順に並べてランキングにした。つまり、数字が高いほど、社内の人たちが「社内恋愛が盛ん」と思っている人が多い、ということになる。

ランキングは、カイシャの評判の掲載企業のうち、クチコミ件数が累積120件以上で、アンケートへの回答者が30人以上の企業が対象。対象社数は527社となっている。なお平均ポイントは32.4ポイント、各社のポイントと順位は9月15日時点の値を基に作成している。今回はそのうち、上位100社を紹介していく。

休日のタイミングや懇親会の多さが影響?

トップは頭ひとつ抜けてランクインしたのは、お家騒動でも話題になった、あの大塚家具だ。94ポイントということは、回答した人のほとんどが「社内恋愛が盛ん」、と回答しているということになる。

社内恋愛の状況について直接的なコメントは見あたらなかったが「上司や先輩社員との関係は非常に良い。仲良し会社」(20代女性/現正社員/営業系)、「社員同士は仲が良いので人間関係が原因で辞める人はいない」(20代女性/現正社員/企画・事務・管理系)というように、社員の仲の良さについて語るコメントが目立つ。

さらに、「社員同士で仲が良く、人間関係に悩むことはあまりない。休日も交代休で休みの日は社員との交流が多い」(20代男性/現正社員/営業系)と、平日が休みであることから、社外の人ではなく、社内の人と休日も過ごすという人が多いようだ。そうした環境も社内恋愛が盛んになる要因となっているのだろう。

2位はリクルートグループの中で「リクナビ」などを展開する、リクルートキャリアがランクインした。

「基本的に仲がいいと思う」(20代男性/現正社員/営業系)、「いろんな雇用関係の方が多く、正社員もそれ以外も関係なく、仲が良かったと思います」(40代女性/現非正社員/企画・事務・管理系)、「部や課には懇親会に使う予算がもともともらえて、大体どのグループも予算を使い切っていました。社員、契約や派遣、アルバイトも含め、社内の何人かで旅行に行けば、その分の旅行代金も出ました」(40代女性/現非正社員/企画・事務・管理系)というように、仲が良いだけではなく、会社持ちの懇親会といった、社内イベントの開催が社内恋愛を醸成しているようにも思える。

同じく2位には、サイバーエージェントが入った。

「月にいくらかの懇親会費も支給され、社員同士の交流も盛んなのが良い環境を作っていると感じる」(20代女性/現正社員/クリエイティブ系)、「部署内外で関係無くつながりを持てる会社でした」(20代男性/元非正社員/クリエイティブ系)と、懇親会費の支給があり、社員同士の交流の機会が多いことを、多くの人が特徴として上げている。リクルートキャリア同様、こうした社内交流の機会の多さが、社内恋愛の多さにつながっているのかもしれない。

上位の会社を見ていると、小売りやサービス、人材系企業の名前が多いように映る。IT系企業など社員の年齢層が若い会社も目に入った。業種というよりは、社風もかなり影響している可能性も高いようだ。

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