仕事の判断に迷う人は基準を整理できてない

どのように評価したのかの「透明性」も大事だ

基準をしっかりと把握しておくことが必要です(写真: プラナ / PIXTA)

リーダーは、突き詰めたあとに選択せよ

唐突ですが、東京から福岡へ出張で移動するとして、新幹線と飛行機のどちらを利用しますか?

東京のどこにいて、福岡のどこに向かうのかによっても変わってくるのですが、東京駅までのアクセスと羽田空港までのアクセスは変わらないと仮定します。すると、

「新幹線5時間」vs.「飛行機2時間」

となり、新幹線と飛行機の差は、大きくとらえれば「時間はかかるが安い」「早く移動できるが高い」という、「おカネか」「時間か」という選択に帰結するといえます。

グロービス著で私が執筆を担当した『[ポケットMBA]ロジカル・シンキング』でも詳しく解説していますが、突き詰めて考えると、何か判断に迷う事項が出てきた場合、基準Xと基準Yと結局どちらを優先するかという構図になっていることも往々にしてあります。

「安全という基準を重視するのであればA」、「リターンの最大化を重視するのであればB」、「万人受けを重視してA」、「特色を出すことを重視してB」「実績を重視するのであればA」、「新規性を重視するのであればB」

複数の判断基準を出したうえで、結局のところ、「どの基準」対「どの基準」が選択の分かれ目になるのかをしっかり見定めるレベルまで、考えておくことが重要です。さらに、その一歩先、突き詰めた2つの基準のどちらを優先すべきか、自分なりの理由をつけて結論を出せるかどうかが重要なのです。

次ページ判断軸をさらに加える必要がある
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