嫌われる人の「初対面の質問」、5大NGは? 「子ども」「住まい」…失礼な人、多すぎです

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最後に、よくあるNG質問が「政治・宗教」について聞いてくることです。

「初対面の悪印象」は払拭するのに1年かかる

【5】「政治・宗教」について質問する

「最近、●●党の話がニュースになっていましたよね。新聞にも書いていましたが、ホントにひどい話ですよね」
「……私の知り合いが、その党にかかわっているので、あまり……」

ニュースになっている話題を「世間一般の話」で出したいときもありますが、「政治・宗教」についての話題には、かなり注意が必要です。

自分では「単に政治の悪口を言った」つもりでも、相手も同じ考えをしているとは限りません

政治や宗教には「さまざまな思想・考え」があり、「非常にデリケートな話題」だと私は思います。「初対面での質問」としては、自分からは話を切り出さないほうがいいと思います。

【「初対面で失敗しがちな質問」5つのNG】
・「容姿」にまつわる質問をする
・遠回しに「年齢」について質問する
・「子どものこと」を話題にしてくる
・「住まい・住所」を聞いてくる
・「政治・宗教」について質問する

以上、「初対面で失敗しがちな質問」を挙げてみました。

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初対面なので、「相手のことを知りたい」という気持ちからいろいろ聞き出そうとしがちですが、「初対面だからこそ、聞く内容には特に気をつける」ことが大切です。

初対面で「なんとなくよくない印象」を持たれてしまう、それを払拭するのには「10回以上会うこと」と「1年の時間」が必要、という説もあります。

聞く前に、「相手はどう思うか」ということを心がけていけば、相手との会話を楽しめることができます。

初対面を制する人は、人間関係を制する――。ぜひ「上手な質問力」を身に付け、初対面で「好印象」を勝ち取る人になってくださいね。

魚住 りえ アナウンサー

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うおずみ りえ / Rie Uozumi

フリーアナウンサー。元日本テレビアナウンサー。ボイス・スピーチデザイナー。大阪府生まれ、広島県育ち。1995年、慶応義塾大学卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。報道、バラエティー、情報番組などジャンルを問わず幅広く活躍。代表作に『所さんの目がテン!』『ジパングあさ6』(司会)、『京都心の都へ』(ナレーション)などがある。2004年に独立し、フリーアナウンサーとして芸能活動をスタート。これまでおよそ500本の作品に携わる。とくに各界で成功を収めた人物を追うドキュメンタリー番組『ソロモン流』(テレビ東京系列)では放送開始から10年間ナレーターをつとめた。各局のテレビ番組、CMのナレーションも数多く担当し、その温かく、心に響く語り口には多くのファンがいる。また、およそ30年にわたるアナウンスメント技術を活かした「魚住式スピーチメソッド」を確立し、現在はボイスデザイナー・スピーチデザイナーとしても活躍中。声の質を改善し、上がり症を軽減し、相手の心に響く「音声表現」を教える独自のレッスン法が口コミで広がり、「説得力のある話し方が身につく」と営業マン、弁護士、医師、会社経営者など、男女問わず、さまざまな職種の生徒が通う人気レッスンとなる。現在は、定期的に10~15人を募集し、スクールでグループレッスンを行っている。魚住式スピーチメソッド

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