投資を避ける人に教えたいお金が増える鉄則 100円を101円にすることから始めてみよう

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100円が101円にしかならないのであれば、最初にもっと大きなおカネを投じたほうがいいのではないか? 最低でも100万円ぐらいを投じなければ意味がないのではないか?

そんなことはありません。小金でもいいのです。1万円でもいい。5000円でも3000円でもいい。いえ、1000円、さらに少なく、500円からでも構いません。大事なのは、気軽に始められる堅実な投資方法を選び、そこに無理のない金額、生活に支障がない範囲内の金額を投じることです。このアクションが、おカネの価値を地道に増やし、将来に「安心」を与えてくれます。

最悪なのは、タンス預金です。押し入れの奥にしまい込んだり、金庫を買い、その中におカネをしまったりしておく行為は、何も生み出しません。いえ、下手をすれば、価値を減らしてしまいます。慎重な姿勢は大事ですが、タンス預金には意味がない。

投資したことなど忘れるぐらいの金額で行う

(3)雨の日も風の日も、忘れてしまえばもっといい

自分ができる範囲内で気軽に投資を始めたら、いっそのこと、投資したことなど忘れてしまうことをオススメします。意識から消してしまうのです。言い換えれば、投資をしたことなど忘れられるような金額で始めるのがいちばんいいということです。

人間とは現金なもので、投資した金額が大きいと頭からおカネのことが離れなくなります。金額が大きくなればなるほど、その傾向が強まります。10万円も投じたのに、ほとんど利益が出ない、100万円投資したら結果が気になって仕方がないなど、頭の片隅にいつも必ず「投資」が住み着いてしまうでしょう。

これが、500円、1000円からできる少額投資ならどうでしょうか。喫茶店でコーヒーを飲んだり、ランチを食べたりすればすぐになくなる金額ですから、気になりません。月3000円くらいなら子どもの小遣い程度。投資に使ったことも、すぐに忘れてしまいます。

銀行口座からの自動引き落としなら、なおさらです。自分が意識する間もなく、口座から投資先へと振り込まれるので、意識から消え去ることは間違いなし。具体的に投資金額が毎月3000円だったとしましょう。口座からいつ落ちるのか、いつ引き落とされたのかわからないし、そもそもほとんど気にしていないという人が大半だと思います。はっきり言います。

投資というのは、忘れるぐらいの金額で行うのがいいのです。

メンタルに影響なく、平穏にその間を過ごすことのできる金額で臨むのがいちばん。気になって仕方ない金額を投じるのは間違いです。

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