シャングリラ東京を浮上させた、主婦活用

キモは、”ライトピープル”の集め方?

東京だけでも、星の数ほどあるホテル。どれも大差ないと思ったら、大間違い。一歩足を踏み入れれば、そのホテルにしかない、魅惑のストーリーが展開している。
レジャーとしてのホテルを知れば、より日常が楽しくなるはず――。この連載では、注目のホテルの総支配人を訪ね歩き、知られざるホテルの物語を発掘していく。
イタリア料理レストラン「ピャチューレ」。単なる欧州風でない、アジアンテイストがエキゾチックさを増す
JR東京駅に隣接するシャングリ・ラ  ホテル 東京。香港資本のラグジュアリーとしてマンダリンオリエンタル、ペニンシュラとともに勢力を拡大している。
3グループの中ではホテル数が世界で80強と、現時点でトップ。ただし、日本への進出は2009年3月と後発。開業はリーマン・ショック直後、さらに東日本大震災も起き、当初は集客の苦戦もささやかれていた。ただ、最近は朝食の評価がうなぎ登り。直近では客室稼働率が100%に迫る日も珍しくなくなった。
香港資本3社とひとまとめに見られがちだが、「アジアっぽさ」の点では、ベタなほど強烈に個性をアピールするのがシャングリ・ラ流。そのこだわりの真髄について、イェンス・モスカー総支配人を直撃した。

東京駅近の立地を生かして小旅行へ?

――シャングリ・ラ ホテル 東京の特色のひとつとして、主に外国人宿泊客に対して、土日など休日に京都や箱根に小旅行(エクスカーション)をお勧めしているそうですね。ほかのホテルではあまり聞かないサービスです。

ほかのホテルがどうしているかはわかりませんが、私どもは、宿泊されるお客様が「楽しい記憶」を作ることにお役立ちしたいと考えています。海外からの方は、シャングリ・ラに泊まりたいから来ているのではありません。また、当ホテルだけに泊まって東京をちょっと観光しただけでは、東京の観光を満喫したことにはならないと思います。そこで、東京だけでなく地方へ行く際にもお手伝いできればと、始めました。

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