
「ライブストリーミング」という言葉をご存じでしょうか。
日本語でいうと「生配信」。ウェブ上での生放送のことです。「ニコニコ生放送」や「ツイキャス(TwitCasting)」が有名ですが、近年はLINEやfacebook、InstagramなどのSNSにも続々とライブストリーミング機能が追加されています。
2016年の9月からは、アメリカで4カ月で500万ダウンロードされた「LIVE me」という生配信アプリも日本に上陸しています。
若い世代のテレビ・雑誌離れが叫ばれていますが、いまや「スマホで生配信(ライブストリーミング)を見る」ことが一般的になってきているのです。そして、そこに大きなビジネスチャンスが生まれつつあります。
「ライブストリーミング × EC」とは?

ライブストリーミングでのビジネスというと、「ニコ生」等に代表される月額課金制や「SHOWROOM」「Live.me」などの投げ銭(チップ)課金制等が一般的ですが、私が今いちばん注目しているのが「ライブストリーミング × EC」です。
私は「TaVision」というサービスに立ち上げの企画段階からアドバイザーとして参加しています。これは、「女の子が旅の情報をリアルタイムでSNSに発信し、現地で買い付けた物を、その場でネット販売するという企画です。女性が大好きな「旅」と「EC」を結びつけたのです。立ち上げ当初はTwitter、Instagram、ブログで情報を発信していました。
私はそこに「ライブストリーミング」を加えました。すると、売り上げが倍増し、さらに毎回、売れ残りがゼロ(完売)になったのです。