トランプ大統領弾劾はどれだけ現実的なのか

共和党議員でさえ疑惑の多さに辟易

ワシントンで今、最もホットな話題はトランプ大統領が弾劾される可能性だ(写真:Jonathan Ernst/PIXTA)

次々と襲いかかるトランプ米大統領のスキャンダルに振り回され、ホワイトハウスの職員はストレスで崩壊寸前だといわれている。わめきちらす大統領から隠れるのに職員は必死のようだ。

信頼できる情報によると、大統領は1日のうち相当の時間を、テレビニュースを見るのに費やしているという。お気に入りの米FOXニュースを唯一の例外として、放送内容に怒り狂い、なぜこんな報道を許したのかと側近に当たりちらしているようだ。

しばらく捜査は続けられる

大統領選挙時におけるトランプ陣営とロシアの癒着をめぐる捜査を指揮する特別検察官にミュラー元FBI(米国連邦捜査局)長官が任命されたが、これによって大統領の機嫌がよくなることはない。ミュラー氏は元FBI長官として尊敬を集める人物であり、しばらくは捜査を継続するだろう。

だが、同氏を任命したローゼンスタイン司法副長官の声明にあるように、ミュラー氏の権限が「連邦犯罪」の捜査に限られるのであれば、相当の問題が調査対象から抜け落ちる。犯罪とはならなくても、弾劾に値する問題行動というものは存在するのだ(司法妨害に基づく弾劾は、刑法の規定と完全に一致するわけではない)。

一連の騒動は、コミーFBI長官の突然の解任によって始まった。これはホワイトハウスの内外を問わず、ショッキングな出来事だった。唐突に出てきた動きで、しかも、まともな説明がいっさいなかったからだ。トランプ大統領は後に「ロシアの問題」でコミー氏をクビにしたと米NBCテレビに語った。

次ページ次々と浮上する疑惑
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
これから伸びる中学・高校<br>大学入試改革で激変!

2020年にセンター試験廃止。新テストでは知識の暗記は通用せず、思考力が試される。子どもを行かせるなら、私立進学校か、名門公立か。これからの学力を育てる学校を一挙紹介。