「座れる特急」での通勤は定着しているのか

小田急・西武はほぼ満席、東武新型特急は?

通勤利用者も多い小田急の特急ロマンスカー。3月からリニューアル車の「EXEα」も登場した(撮影:尾形文繁)

大手私鉄を中心に、通勤向けの着席サービスが拡大を続けている。前回の記事では座席定員制ライナー、および座席定員制から始まったライナー列車における着席通勤の実態をご紹介した。

今回は、私鉄各社が運行する有料特急の通勤利用の実態と、首都圏私鉄通勤ライナーへの提言をご紹介する。

夜間下りはほぼ満席のロマンスカー

小田急電鉄は、今では当たり前となった定期券による特急「ロマンスカー」の利用をかなり早い時期から可能とし、通勤客による特急利用の拡大を図ってきた。同社によると、現在は小田原線・箱根登山鉄道線・江ノ島線および東京地下鉄千代田線で特急ロマンスカーを運行し、年間約1296万人の利用がある(2015年度実績)。

同社は「沿線各所と都心を結ぶ通勤輸送としても多くのお客さまにご利用いただいており、特に平日の夕夜間の特急ロマンスカーは連日ほぼ満席となっている。ビジネス利用という面では、昨年3月のダイヤ改正から(千代田線直通の)『メトロホームウェイ号』を3本から5本に増発し、ご好評をいただいている」と説明する。

実際、平日に乗車した時は、北千住18時04分発「メトロホームウェイ41号」本厚木行き(列車番号:北千住→代々木上原A1711E、代々木上原→本厚木0641)はほぼ満席、朝の上り列車である本厚木駅6時28分発「メトロさがみ70号」北千住行き(列車番号:本厚木駅→代々木上原駅0470、代々木上原駅→北千住駅B607E)も町田駅から満席であった。

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