「ひげ剃り」に失敗する人が知らない唯一の事 高級カミソリを買う前にやるべきことがある

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その具体的な方法とは肌にフェイスオイルや乳液を使って、軽くマッサージすること。これは5秒、10秒で構わない。手のひら全体にオイルや乳液をのばしたら、ヒゲの部分に揉み込むようにして伸ばしていく。すると、肌やヒゲを柔軟にすることができるので、深剃りのための素地ができるのだ。

使用するフェイスオイルや乳液の種類は自分に合ったものを使えばいいが、そもそも何を選べばいいかわからない、という人もいるだろう。ドラッグストアなどで手軽に入手できるオイルであれば、ヴァセリンのオリジナルピュアスキンジェリーがある。こちらは“固形オイル”のため、手のひらによくのばして、顔を包み込むようにして塗るのがコツだ。

また、使用感のよさや香りを求めるなら、「ジョンマスターオーガニック」のポメグレネート ナリッシングオイルや、「ニールズヤード レメディーズ」の乳液、メンズアフターシェーブバームがいい。植物の香りが心地良く、ボトルデザインもシックで男性の洗面台にもよく馴染む。

剃る「前」も「後」も、とにかく保湿

(右):顔のほか髪にも使える万能オイル。POMフェイシャルオイル 7,600円/ジョンマスターオーガニック。(左):プレシェーブとしても使える乳液。みずみずしいテクスチャー。メンズアフターシェーブバーム 100ml ¥2,800/ニールズヤード レメディース(写真:ジョンマスターオーガニックス、ニールズヤードレメディーズ提供)

これらのオイルや乳液をつけたら、いよいよシェービング。電動シェーバーであればそのまま、T字型シェーバーであれば、フォームやジェル状のプレシェーブを重ねてからシェービングしよう。

とてもシンプルだが、この保湿ケアを行うだけで、肌がなめらかになり、剃り心地が向上するほか、さまざまな方向に生えているヒゲを捉えやすくなる。このひと手間を加えた後の、いつもと異なる仕上がりを実感してほしい。

そして、ヒゲを剃った後は、保湿クリームを塗布するのが鉄則。シェービングによるダメージを軽減するだけでなく、日中の乾燥から肌を保護することで、つっぱり感やごわつきを防ぐ効果があるからだ。

このように、シェービング前後に保湿を充分に行えば、肌を柔軟に保てるようになる。すると、肌のハリ・弾力がヒゲの周囲をマシュマロのように包み込むことで、剃り残しや青ひげといった見た目印象を薄めることができるのだ。この肌状態こそ、理想的な仕上がりなのである。

シェービング成功の秘訣は、保湿ファースト。これを忘れないでいてほしい。

加藤 智一 美容ジャーナリスト

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1973年東京都生まれ。複数女性誌の編集部で美容・ファッションを担当し、アシェット婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)に入社。女性誌の美容担当を経て2005年に独立。女性誌・男性誌・Webなどさまざまな媒体で編集・執筆を行うほか、講演はPRアドバイスも。最新のスキンケア情報、メイクアップのトレンドから美容医療まで幅広くカバー。著書に『お洒落以前の身だしなみの常識』がある。

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