社畜寸前の広告マンの生き方を変えた気づき

3カ月で5大陸18カ国旅して起こったこと

コンゴ共和国で、現地の女性たちと撮影(写真:筆者提供)

私は、平日は広告代理店に勤務しながら、週末だけで世界中を旅している「リーマントラベラー」です。2016年10月~12月は、毎週末海外旅行に行き続け、3カ月で5大陸18カ国を旅し、「働きながら世界1周」を達成しました。この記録は現在ギネス世界記録に申請中です。

広告代理店に勤務して8年目を迎えた私が、激務にもかかわらず、休む間を惜しんで海外旅行へ行き続けるには理由があります。

人生観が変わったキューバへの旅

人生観が変わったキューバ(写真:筆者提供)

私は世界遺産にはまったく興味がありません。それでも頻繁に海外旅行へ行く理由は、日本では教えてもらえないさまざまな「生き方」を教えてもらえるからです。それに気づいたのは社会人6年目に行ったキューバ旅行でした。

2015年5月、アメリカとの国交正常化を目前に控えたキューバに私は行きました。キューバはカリブ海に浮かぶアジア以外で唯一の社会主義の国。配給制度が残り、国民の平均年収は2万4000円とも言われています。そんなキューバで、地元の人が暮らす地域を歩くと不思議なことが次々と起こります。ある人はご飯やお酒を振る舞ってくれ、ある人は自宅のパーティに招き入れてくれ、ある人は私の汚れてしまった靴を洗ってくれました。その誰もが見返りを求めず、しかも笑顔で。

すべてが衝撃でした。平均年収が2万4000円にもかかわらず、心の豊かさがそこにはあり、おカネだけではない「キューバ人のような生き方」もあるのだと知りました。このとき、同時に気が付いたのです。自分は、旅行を通じて人の「さまざまな生き方」に触れたかったのだと。実際、私が海外で決まって訪れるのは、現地の食堂や市場、公園、クラブ。そこにいる人たちと触れ合うことで本当にいろいろな生き方があるのだと知りました。

一方、日本はどうでしょうか。

少なくとも私は生まれてから社畜寸前サラリーマンになるまで、「さまざまな生き方」があることを知る機会はありませんでした。サラリーマン以外の生き方があることを学校も、社会も教えてくれなかったのです。そのような中で私は、海外旅行によって世界にはさまざまな生き方があることを知りました。そして世界には70億とおりの生き方があることに気がつきました。そこから、日本人にもさまざまな生き方があるということを伝える活動を始めたのです。

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