セブン伊藤氏「ヨーカ堂閉鎖は粛々と進める」

創業家出身、初の決算会見で何を語ったか

6日に開かれたセブン&アイ・ホールディングスの決算会見。井阪隆一社長(左)とともに、初めて創業家出身の伊藤順朗常務が登壇した(撮影:今井康一)

4月6日に開かれたセブン&アイ・ホールディングスの2017年2月期の決算会見。コンビニ事業の動向や、総合スーパー(GMS)、百貨店の再建策などに関心が向かう中、ある人物が初めて会見の場に姿を現した。

伊藤順朗氏。グループの祖業であるイトーヨーカ堂の創業家・伊藤雅俊氏の二男であり、セブン&アイの常務執行役員を務める人物だ。

井阪隆一社長が報道陣の質問に答える中、会見開始から1時間が経過。それまで一言も発言しなかった伊藤常務だが、報道陣から今後の抱負を聞かれ、最後の最後でようやく言葉を発した。

「井阪社長はじめ経営陣全員で将来のことを語っている。社是に掲げている『信頼と誠実』をいかに実現していくか。お客様のニーズや世の中の変化が激しくなっている。それに対応でき続ける会社でありたいと思っている」。

経営推進室でグループ戦略を策定

伊藤常務は1990年にセブン-イレブン・ジャパンに入社。2009年にはセブン&アイの取締役に就き、CSR(企業の社会的責任)を統括してきた。2016年12月には執行役員から常務執行役員へと昇格。新設された経営推進室でグループ戦略の構築を担っており、今回初めて決算会見への登壇となった。昇格人事が発表された際、井阪社長は「(2016年10月に発表した)中期経営計画を一緒に作ってきた。これを推進し、リーダシップをとってもらうための人事」と述べていた。

伊藤氏の常務昇格と時を同じくして、鈴木敏文名誉顧問(前会長)の二男の鈴木康弘氏が取締役を辞任。長年グループを率いてきた鈴木名誉顧問の影響力が低下する一方で、創業家である伊藤家の存在感がじわじわと増してきていた。

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