企業と学生、就活のミスマッチはどこなのか

コミュ力やチーム力をカン違いする学生たち

企業が考えるコミュニケーション能力は、学生の抱くイメージとは異なっている (写真:kikuo / PIXTA)

企業が求める能力と学生のイメージする能力には、ミスマッチがある――。

3月1日の採用広報解禁から早くも1カ月が過ぎた。経団連が指針とする「選考は6月から」を待たずに、面接選考を始めている企業が増えてきている。そこで今回は、学生が就職活動でアピールできると考えている能力と、企業が学生に求めている能力との違いを見ていきたい。

大学で通用する"コミュ力"ではない

まず、企業が学生に求める能力を見ると、トップは「コミュニケーション能力(コミュ力)」で、約8割もの企業が重視すると回答している。2位とは30ポイント以上もの差があり、企業規模や業種による偏りはない。

コミュニケーション能力は、社会人として最も基本的な能力とも言えるが、これが意外と難しい。学生の面接をしていると、「私は初対面の人ともすぐに打ち解け合うことができ、コミュニケーション能力には自信があります」とアピール学生に必ず出くわす。だが、ビジネス現場で求められるコミュニケーション能力を、そもそも誤解している。

学生の言う「初対面の人」は、同年代という人が多く、「打ち解け合う」にしても、会話を弾ませることができるという趣旨で使っている。それは表面的な会話力に過ぎない。しかし、ビジネスの現場でのコミュニケーション能力は、多岐にわたる。

次ページ社会人でも完璧にできているわけではない
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
パナソニック<br>100年目の試練

27万人の従業員を抱えるパナソニック。津賀一宏社長は「テスラとともに成長する」と語るが、盟友テスラがパナ元副社長を引き抜くという仰天人事も。EVに命運を託す巨艦の行方は?