ソニー参入で一気にブレーク 急拡大するデジタル写真立て

 デジタルフォトフレームが売れている。これはデジタルカメラで撮影した写真を、液晶パネルに表示するデジタル版写真立て。30~40代が主な購買層で、売れ筋商品は1.5万円から2万円。子どもの写真入りメモリーを添えて祖父母にプレゼントするなど、ギフト需要を中心に売り上げを伸ばしている。今年の国内市場は、昨年の約3倍となる20万台強まで急拡大する勢いだ。

火付け役となったのは、5月に参入したソニー。調査会社BCNの調べでは、5月単月の国内販売額は1月の約4.8倍と、その効果は明らか。2年前から10社程度の家電ベンチャーが販売していたが、写真と比べると鑑賞にはやや物足りない画質がネックとなっていた。だが、ソニーが自社製の高精細な液晶を搭載して発売すると、母の日向けギフトでブレーク。自分で撮った写真を飾りたいアマチュアカメラマンなども取り込んで、一気にトッププレーヤーへ躍り出た。

先行してきた競合メーカーは、市場拡大をもたらしたソニーをひとまず歓迎する。しかし「差別化しないと、今後は大手のブランド力に負けてしまう」(アイリバー・ジャパンの浅野樹美社長)と、“ソニー独り勝ち”に危機感も強めている。今後は、大手家電メーカーの参入も予想される。競争はますます激化しそうだ。

(桑原幸作 =週刊東洋経済)

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1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。