知らないと損をする!年金「4つの豆知識」 キーワードは「10年」
今だからこそ知っておきたい「ねんきん」
大学卒業後、3年間会社勤めをし、その後脱サラ。都内で妻と2人でカフェを営む30代男性のTさん。正直、年金については今まで考えたこともなく、また生活も今ほど安定していなかったので、脱サラ後は、国民年金保険料をまったく払っていませんでした。
先日、たまたま見ていたニュースで「来年から年金をもらうために必要な期間が25年から10年に短縮される」ことを知ったTさん。老後のことを考え、今後は払おうと思ったTさんでしたが、ふと疑問が……。
「そもそも年金って、払った分はもらえるの?」
原則20歳以上の人が加入している国民年金。でも、残念ながら制度をきちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで、今回は年金をもらうために必要な期間が10年に短縮された今だからこそ知っておきたい「ねんきん」の4つのお得な話をしていきたいと思います。
1、どうすれば10年になる?
65歳になったら、国民年金からもらえる老齢基礎年金。この老齢基礎年金は、今まで原則25年間(300月)保険料を掛けていなければ1円ももらえない制度でした。しかし、25年間は非常に長い期間であるため、25年を満たせず老後に無年金となってしまう人が増えてきたことから、平成24年に「消費税率を10%にすることを条件に25年を10年に短縮する」ことを決めていました。ところが、消費税の引き上げが先送りに。年金は喫緊の問題であることから、今年の9月分の年金から10年に短縮することを決めたのです。
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