伝説の弁護士、日米会談の行方を大胆予測

防相会談成功も後押し、大成功は間違いない

マティス米国防長官来日、稲田防衛相と初会談(写真:ロイター/アフロ )

2月10日の日米会談は前回記事(安倍・トランプの関係は「ファミリー」同然だ)でも予想したように大きな成功を収める可能性が高い。もともと派手好みのドナルド・トランプ大統領のこと。海外首脳の中でただ1人の「友人」ともいうべき安倍晋三首相を迎え、その機会に華やかな社交の舞台として「最高の政治ショー」を演出するのではないだろうか。会談を前に大胆に占ってみたい。

在日米軍駐留経費の追加負担は「ゼロ」に

日米両国の良好な関係はトップ同士の信頼関係が礎になる。ロン・ヤス(レーガン元大統領と中曽根康弘元首相)時代の日米関係は極めて良好だった。小泉純一郎元首相とブッシュ・ジュニア元大統領の関係も個人的に親密だった。ブッシュ大統領は側近や閣僚に「小泉が困るようなことはするな」とクギを刺していたという。

今回の安倍・トランプの関係も滑り出しは順調だ。これからの日米関係にとって幸先がいい。トランプ氏が安倍首相に好感を抱いたのは、大統領就任前に海外首脳のなかで最初に会ったのが安倍首相だったからだ。ウォール街の見立ては、せっかちなたちのトランプ氏にとって、そのスピード感がお気に召したようだ。その後の孫正義社長を「マサ」と呼んで大歓迎したのも、孫社長のスピード感がモノを言っている。

日米首脳会談の直前に行われた稲田朋美防衛相とジェームズ・マティス国防長官との会談も成功裏に終わった。これも日米首脳会談成功の後押しになる。稲田・マティス会談では、日本側が最も懸念していた在日米軍駐留経費の追加負担が、なんと「ゼロ」になった。大統領選挙中も、さらにヒラリー候補とのディベート対決でも、トランプ氏は日本の負担を過去にさかのぼって徴収すると強行に主張していた。その「公約」をあっさり引っ込めた格好になったのだ。

これで日本にとっては何兆円という巨額の負担をしないで済むことになる。マティス氏は米軍駐留経費について、「日本は他の国のお手本」と持ち上げた。これには防衛省担当者も驚いたらしい。マティス氏は、トランプ大統領が安倍晋三首相に「自分が最も信頼している閣僚」と言って送り出した最初のトランプ閣僚だった。その役割を十分に果たしたことは間違いない。

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