レクサス「LS」は最新進化で何が変わるのか 11年ぶりの全面刷新へ、米国ショーで初披露

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1月9日、レクサスは開催中のデトロイトモーターショーで、フラグシップ4ドアセダン「LS」を11年ぶりにフルモデルチェンジ。世界初披露した。

驚くほどにアグレッシブなデザインへ

当記事は「GQ JAPAN」(コンデナスト・ジャパン)の提供記事です

2017年、新年一発目の国際モーターショーとなった「北米国際自動車ショー(デトロイトショー)」で、5代目に当たる新型レクサス LSが、まずはガソリンエンジン仕様のLS500からワールドプレミアを飾った。

レクサスのフラッグシップモデル「LS」は、前作となる4代目F40シリーズのデビューから早くも11年が経過。「スピンドルグリル」を採用した後期型のマイナーチェンジからも既に4年が経ち、また2015年の東京モーターショーでは、次世代フラッグシップサルーンを示唆するとも言われた燃料電池コンセプトカー「LF-FC」を参考出品したことから、LSシリーズのフルモデルチェンジは、もはや時間の問題と目されていた。

1989年に「LS400(トヨタ初代セルシオ)」として誕生して以来、穏当で上質なプレステージサルーンとして認知されてきた歴代LSシリーズ。ところが今回の新型LSでは、近年デザインコンシャスであることを前面に押し出しているレクサスらしく、驚くほどにアグレッシブなデザインへとメタモルフォーゼ(変身)を遂げていた。

真っ先に目に飛び込むのは、一足先に「LC クーペ」にも採用された次世代アーキテクチャー「GA-Lプラットフォーム」によって得た、その低く構えたプロポーションだ。ボディサイズは全長5235mm×全幅1900mm×全高1450mmで、先代LS460より145mm長く、25mm広く、15mm低い。ホイールベースは155mm長い3125mmだ。

また、ボディ形状は流麗なLF-FCコンセプトでさえオーソドックスな4キャビンレイアウト(車体側面にウインドーガラスが片側2枚ずつ、計4枚が配置された形状)だったのに対し、新型では、これまでのセダンとは一線を画す斬新なクーペシルエットを創りだすため、6ライトレイアウト(片側3枚ずつ計6枚)へと変更。フロントからリヤまで抜けるシャープな基本立体から、フェンダーがダイナミックに突き出す構成とした。

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