初詣の着物、今さら聞けない「基本中の基本」

女性も男性も「何でも良い」ワケではない

初詣に着物。晴れやかです(写真:tomos / PIXTA)

あけましておめでとうございます。

きょう元旦は初詣のピークです。どのような装いで出かけますか?ジーンズにダウンジャケットのようなラフな格好ではカジュアルすぎます。初詣は本来、「礼装」といわれる服装、男性の洋服ならスーツにネクタイ、女性ならスーツかワンピースにコートを着ていくのがふさわしいといえます。日本の伝統でもある着物を着る人も少なくないかもしれません。

私は呉服店の若女将をしており、着物の着付けなどもしていますが、その立場から見ると、お正月のほかさまざまな行事、冠婚葬祭において、どのような着物を選んだらいいかということをちゃんと知らない人は意外に多いように感じています。

初詣の装いは、着物ならなんでも良いということではありません。たとえば女性。ミスの人には振袖、ミセスの人には訪問着・付け下げ、色無地、江戸小紋などをお勧めします。小紋でも飛び柄の小紋で上品なものや、縁起の良い柄の小紋などはお正月に着られます。

振袖は未婚の女性が着るいちばん品格の高い着物

振袖は成人式の前に購入することが多く、袖が100センチ以上と長くなっています。華やかな色合いのものが多く、未婚の女性が着るいちばん格の高い着物です。成人式・初詣・結婚式の披露宴・授賞式などおめでたくて華やかな席に着ます。

訪問着は、一枚の絵画のように着物全体に柄が描かれており、親族以外の結婚式・披露宴、園遊会、授賞式・入学式・卒業式、初詣、お茶会、他家訪問など多くの用途に着ることができる一番便利な着物です。

訪問着よりやや格が下になる着物が付け下げです。訪問着を作る工程を一部簡略化して作られたのが付け下げで、図柄が訪問着に比べて少なめなものが多いです。

色無地は着物全体が一色で染められ、家紋を1つ入れることによって準礼装として着ることができ、家紋を入れなければ格を問わない着物として着られます。お茶会や入学式や卒業式、食事会、初詣、観劇などに着ます。

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