「短期間の入院などはそんなに怖くありませんが、何カ月も仕事を休まなくてはいけないような病気をした時のために、保険に入っておかなくてもいいのでしょうか」
こんな質問を一般の方から頂くことが増えています。夏以降、病気やケガで長期間働けなくなった時の収入を補てんする保険を販売する会社が増えたからでしょう。
2016年に発売された商品を発売順に挙げると、「働けなくなったときの保険」(太陽生命)、「働く人への保険2」(ライフネット生命)、「給与サポート保険」(アフラック)、「くらすプラス」(チューリッヒ生命)といったところ。これらは、いずれも検討に値するものだと思います。
在宅療養が10年続いたら・・・
アフラックのパンフレットにある事例を見てみましょう。43歳の会社員の方がくも膜下出血で倒れ6カ月入院し、1年後に退職し在宅療養が10年続いているというケースです。
健康時の平均月収35万円に対し、健康保険から「傷病手当金」月額約22万円が最長で1年6カ月支払われ、在宅療養中に障害等級2級に認定されたことから、傷病手当金の支給終了後も障害年金が毎月約12万円支払われることが伝えられています。
療養中は、たとえば交際費などの出費は減るでしょう。しかし、ローンの支払いや子供の教育費などはどうするのかと想像すると、公的な制度からの給付金に加えて、民間の保険商品による保障が必要になる人もいると考えられます。
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